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TRPVのひとつ。後根神経節や全身に分布する感覚神経の神経終末の細胞膜に存在するバニロイド受容体。カルシウムイオン透過性の高い非選択性陽イオンチャネルであり、43℃以上の熱や酸(プロトン)などの刺激によって活性化する。カプサイシンなどの辛味(痛み)刺激を感じる受容体のひとつ。また、TRPV1の活性化によって、TRPV1と同じ感覚神経に発現しているアノクタミン1の活性化を誘発し、その辛さを増強する。TRPV1 は,おもに末梢知覚神経C線維上に存在し,カプサイシンやpH6以下の酸…
脊椎の後面左右にある、神経が出入りしている部分。脊髄後根から伸びる神経は脊髄後根神経節を形成する。皮膚、筋肉(骨格筋)、関節、骨などからの情報は脊髄の斜め後方にある後根を通って脊髄に入る。後根が脊髄に入る手前には後根神経節があり、後根神経節の神経細胞の軸索が感覚神経となる。
脊髄後根の神経節。痛みの伝達における中継地点となる。脊髄神経節や後根神経節とも。神経障害性疼痛では脊髄後根神経節の興奮による神経伝達物質の遊離促進も一因となるとされる。オレキシンAの存在が確認されており、これが高カリウムイオン刺激による細胞内カルシウムイオン濃度の上昇を抑制することが報告されている。
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