心不全(heart failure)

心臓の構造や機能の異常(心筋細胞壊死など)により、体の組織が必要とする血液心臓が送り出せなくなった状態のこと。*1*2

鬱血呼吸困難浮腫など様々な症状が現れる。心不全では交感神経系が活性化されていることが知られている。*3*4

心筋の動きにはカルシウムイオンが関わっているが、アンジオポエチン様タンパク質2という物質がその調整を妨げることが原因の一つであることが確認されている。

老化した細胞や様々なストレスを受けた細胞から過剰に分泌されるタンパク質である「アンジオポエチン様タンパク質2ANGPTL2)」が、心筋細胞内のカルシウム濃度調節やエネルギー産生機能を減弱させることで心筋の収縮力低下を引き起こし、心不全の発症・進展を促進することを明らかにしました。*5

心不全の半分は、心臓が緩まらなくなることが原因となる。

心不全患者の約50%近くが、左心室の収縮能力が保たれているにも関わらず弛緩能力が低下する「拡張機能障害を伴う心不全(HFpEF)」であることがわかっており、拡張機能障害の原因としてコラーゲン線維の蓄積に伴う心臓の硬化が示唆されています。*6

心不全の分類*7

*1神戸大学 医学研究科・医学部 心不全: http://www.med.kobe-u.ac.jp/pharma/shuntoh/20140107%20CHF_IHD.pdf
*2心臓の秘められた再生能力を発見 — リソウ: http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2017/20170503_1
*3高知大学医学部外科学講座 こんな症状がある時はどうしたら良い?: http://www.kochi-ms.ac.jp/~fm_srgr2/konnnasyouzyou.html
*4高血圧・心不全と交感神経系:病態としての調節異常から新たな治療戦略へ - 九大コレクション | 九州大学附属図書館: https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_detail_md/?lang=0&amode=MD100000&bibid=19937
*5東邦大学 心筋-バーチャルラボラトリ: http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/shinkin/ion/ion-2-1.html
*6圧負荷により心臓が硬くなるメカニズムを解明 ~慢性心不全の予防・治療に期待~ - 生理学研究所: http://www.nips.ac.jp/release/2016/12/post_333.html
*7神戸大学 医学研究科・医学部 心不全治療の歴史: http://www.med.kobe-u.ac.jp/pharma/shuntoh/20140107%20CHF_IHD.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-10-06 (日) 10:27:32