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異常な電気刺激が心室から発生することが原因となる不整脈。以下のように分類される。*1
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心筋が薄く拡大し、その収縮能が低下して左心室の拡大が起こり、心不全が引き起こされる心筋症。指定難病のひとつ。遺伝的要因による発症が確認されている。症状は呼吸困難、鬱血、下肢や顔面の浮腫、食欲低下、倦怠感、手足の冷え、尿量の減少、不整脈による動悸、心室性不整脈による失神・突然死など。症状は発症初期には現れない。左室補助装置の植え込みや心臓移植を必要とする重症心不全患者の約7割を占める心筋症。小児期に発症するものは重症化して心臓移植が必要となる場合がある。ナチュラルキラーT細胞(…
心室性期外収縮が3つ以上連続して現れる心室性不整脈。多くは動悸を伴う。心室が起源であるため迷走神経刺激は無効で、抗不整脈薬による治療が行われる。
抜歯時などに使用される局所麻酔薬。心室性不整脈の特効薬としても使用される。商品名はキシロカイン。ナトリウムチャネルを阻害することによって神経や筋肉の興奮性(活動電位の伝導)を抑制する。
心室細動、心室性頻拍、心不全などに対する抗不整脈薬。心筋細胞の活動電位持続時間及び不応期の著明な延長作用を示す。商品名はアンカロン。国内では重篤な心室性不整脈や肥大型心筋症の心房細動に限定した使用が多いとされる。
心室性不整脈のひとつ。多くは無害で、全く自覚症状がない場合があるが、心筋梗塞や心筋症などが原因であることもある。連続する場合は心室頻拍の恐れがある。【上室性期外収縮、心室性期外収縮】健康診断でもっともよく見られる不整脈で、学生の健康診断では毎年80名程度見つかります。脈の結滞感を訴えることもありますが、ほとんどは無症状です。頻発や連発の見られる場合は精査が必要です。器質的心疾患を伴わない場合は問題とならないものがほとんどですが、運動時に増加する場合は注意が必要です。
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