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心臓に対する毒性。
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抗がん作用を持つ抗生物質の一種。乳がんや卵巣がん、血液腫瘍など多くのがんに対して用いられる。アンスラサイクリンとも。-ドキソルビシン-エピルビシン-ピラルビシン-イダルビシン-ダウノルビシン-ミトキサントロン副作用として用量(総投与量)依存性に心毒性を起こす。心毒性により発症したアントラサイクリン心筋症は5年生存率が50%以下と予後不良。これの抑制のためにデクスラゾキサンが使用される。また、5-アミノレブリン酸も有効とされる。アンスラサイクリンによる心毒性は2つあり、1つは、…
アミノ酸のひとつ。δ-アミノレブリン酸とも。ヘム生合成における中間代謝産物。体内ではグリシン、ビタミンB6、スクシニルCoAからミトコンドリア内の5-アミノレブリン酸シンターゼに触媒されて生成される。生成はヘムによる負のフィードバックを受ける。プロトポルフィリンの合成における中間代謝物。加齢によって生産性が低下する。ポルフィリン症や鉛中毒では血液や尿中に増加する。5-アミノレブリン酸とクエン酸第一鉄ナトリウムの摂取が、運動の効率を上昇させることが報告されている。アミノレブリン…
腫瘍(がん)と循環器疾患(心臓病や脳卒中、血栓症)の両領域を取り扱う研究領域。国内では2017年に腫瘍循環器学を専門とする日本腫瘍循環器学会が設立された。研究分野は抗がん剤による心毒性やがん患者における血栓症、がんと循環器病に共通したリスク因子、がんサバイバーの慢性期における循環器病発症予防など多岐に渡る。タグ:
プリンアナログのひとつ。成人T細胞白血病/リンパ腫やヘアリー細胞白血病に対する治療薬。商品名はコホリン。アデノシンデアミナーゼを強力に阻害する。その結果としてデオキシアデノシンなどの抗腫瘍効果を有するアデノシン誘導体が出現し、これらの誘導体が抗腫瘍作用を発揮すると考えられている。シクロホスファミドとの併用は心毒性が発現し死亡する例が報告されていため不可。
アミド型局所麻酔薬のひとつ。神経細胞の開いた状態(不活性状態)の電位依存性ナトリウムチャネルを可逆的に抑制し、活動電位の発生と伝搬を妨げる。ロピバカインは側鎖がプロピル基であり、プロピバカインと名付けられるはずであったが、別の局所麻酔であるプロピトカインとの混乱を避けるためにロピバカインとなった。血液中で主にα1-酸性糖タンパク質(AGP)に結合し、アルブミンへの結合は少ない。CYP3A4とCYP1A2によって大部分が代謝される。レボブピバカインやブピバカインよりも心毒性が低…
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