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心臓やその周辺の血管などに起こる症状の総称。*1
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心臓周辺の冠動脈が完全に詰まり、血流が途絶える致命的な疾患。急性の場合は緊急なカテーテル治療が必要。急性期の救命に成功しても、その後に慢性心不全を来すことが多いとされる。症状は胸痛、胸部の圧迫感、冷汗、吐き気などが30分〜数時間続く。狭心症の痛みに似ているが、より激しく長く続くとされる。ニトログリセリンは無効。心筋の壊死がある場合、血液中にクレアチンキナーゼ(クレアチンキナーゼMB)、トロポニンTが増加する。心筋梗塞後の急性期に梗塞領域の周辺の心筋細胞でCsrp3というメカノ…
腫瘍(がん)と循環器疾患(心臓病や脳卒中、血栓症)の両領域を取り扱う研究領域。国内では2017年に腫瘍循環器学を専門とする日本腫瘍循環器学会が設立された。研究分野は抗がん剤による心毒性やがん患者における血栓症、がんと循環器病に共通したリスク因子、がんサバイバーの慢性期における循環器病発症予防など多岐に渡る。タグ:
構造がユビキチンによく似た小さなタンパク質。「小さなユビキチン様修飾因子」の略称。他のタンパク質に結合し、その働きを調節する(SUMO化)。SUMOを標的タンパク質から切り離す働きを持つ脱SUMO化酵素群にSenpsがある。SUMO化と脱SUMO化の調節サイクルはアルツハイマー病やパーキンソン病などの神経疾患、がん、心臓病など様々な疾患に関与する。タグ:
フラボノイド系のポリフェノールのひとつ。クエルセチンやクェルセチンとも。分子式は C15H10O7ルテオリンにヒドロキシ基が1つ付加した誘導体。リンゴや玉ねぎ、シソなどに含まれる。食事で最も多く取り入れられるフラボノイドとされる。タマネギに含まれる抗酸化作用を持つ物質はケルセチンの配糖体とされる。強い抗酸化作用を持っている。また、様々な酵素の活動を活性化および抑制することで抗がん作用や抗炎症作用を発揮する。1993年にオランダで行われた疫学調査で、タマネギやりんごなどからケル…
肺動脈で起こる高血圧。肺動脈の収縮と狭窄によって肺動脈の血圧が高くなる疾患。径0.3mm以下の細い肺動脈が何らかの理由で狭くなることが原因であると考えられている。膠原病、慢性心疾患、COPD、間質性肺炎、血栓などを要因として発症する場合がある。血液凝固系の亢進が報告されている。
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