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心臓と血管の病気の総称。
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体を支えたり動かしたりするために必要な組織。筋肉は、筋線維が結合組織で包まれた筋束が複数集まったものが筋膜で包まれた形となっている。出典: 偕成社 ブライアン=R=ワード 作編/横森周信 訳・監修 わたしたちのからだ3 骨格と運動 1983年筋肉(筋組織)は以下のように分類される。-横紋筋--骨格筋--心筋-平滑筋このうち、意志で自由に動かせる筋肉(随意筋)は骨格筋のみ。自律神経によって制御される、血管や内臓の筋肉は平滑筋と呼ばれる。体性運動神経は骨格筋を支配するのに対して、…
複数のアミノ基を持つ有機化合物。窒素を含む低分子で塩基性の生理活性物質。全ての細胞が持つ物質であり、細胞の成長に必要。肥満細胞から出てヒスタミンの放出を促進する。腸内細菌からも産生される。細胞内では核酸などの酸性成分と結合しており、DNAの安定化やmRNAの翻訳促進など、遺伝子の発現制御に関わる。ポリアミンは私たちのからだの全ての細胞が持つ物質であり、細胞の成長、新陳代謝に欠かせない物質です。このポリアミンが肥満細胞の顆粒内にあるVPATと呼ばれる輸送タンパク質により輸送され…
脳卒中や心血管疾患などに対して使用される降圧剤のひとつ。Ca拮抗薬やカルシウムチャネル拮抗薬とも。カルシウムチャネルを抑制することで平滑筋に筋弛緩作用を発揮する。-ジヒドロピリジン系-ベンゾジアゼピン系-フェニルアルキルアミン系-ジフェニルピペラジン系
ジメチルアルギニンのひとつ。慢性腎臓病や糖尿病、高血圧、脂質異常症で数倍に増加し、慢性腎臓病および心血管疾患の進展に関わる尿毒素。非対称性ジメチルアルギニンが血管内皮細胞に蓄積すると一酸化窒素の合成が阻害され、正常な血管内皮細胞の機能が失われる。これによって高血圧や動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などの発症や進展が引き起こされる。テストステロンの減少によって非対称性ジメチルアルギニンが増加するため、テストステロンの補充が心血管疾患の予防に有効である可能性が示唆されている。
血漿中のホモシステイン濃度が高くなる症状。高ホモシステイン血症の原因となる遺伝子異常は、シスタチオニンβシンターゼ欠損が最も多く、次いでメチレンテトラヒドロ葉酸レダクターゼ欠損が多い。また、ホモシステインの代謝に関わるビタミンB12、ビタミンB6、葉酸などの欠乏も原因となる。軽症でも動脈硬化や心血管疾患(血栓症)の危険因子となる。重症化すると知能発育遅延、水晶体偏位、骨格異常、痙攣、若年性血栓症など多くの全身性症状が見られる。
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