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喉(中咽頭)や口腔に複数存在する免疫に関わるリンパ組織。扁桃腺とも。扁桃はアーモンドの別名。扁桃には樹状細胞やT細胞、B細胞などの免疫細胞が集まっており、粘膜に侵入する抗原に対する免疫を担う。基本的免疫機能は抗原認識、免疫記憶作成、実効細胞への変換の3つ。扁桃上皮、リンパ上皮共生、樹状細胞により抗原を認識し、濾胞の中でB細胞の活性化や抗体のクラススイッチを行う。扁桃の肥大によって小児の睡眠時無呼吸症候群が起こる場合がある。単に扁桃と言うと主に口蓋扁桃を指す。-舌扁桃-口蓋扁桃…
A群β溶血性連鎖球菌の感染症。3〜9歳の子供に多い。飛沫感染する。初期には高熱(39〜40℃)、喉の強い痛みや腫れ(咽頭炎、扁桃炎)、扁桃腺への白い膿の付着などの症状が見られる。腹痛、吐き気、頭痛、苺舌、発疹、頚部リンパ節腫脹なども見られる。
αEサブユニットとβ7サブユニットからなるヘテロダイマーであるインテグリン。CD103とも。腸管のリンパ球に多く発現する。扁桃腺のリンパ球や制御性T細胞、樹状細胞でも発現していることが確認されている。また、炎症部位に浸潤したT細胞で強く発現しているため、自己免疫疾患の治療薬の標的分子の候補とされている。CD103陽性樹状細胞は、小腸粘膜固有層や腸管膜リンパ節において代表的な抗原提示細胞であり、レチノイン酸を産生してTGF-β存在下でFOXP3陽性制御性T細胞を誘導することが報…
扁桃腺(扁桃)の異常が原因で、別の臓器が病気を引き起こす症状。「扁桃自体はほとんど無症状か、軽い痛みや異和感がある程度であるが、それが原因となって扁桃から離れた臓器(皮膚、関節、腎臓)に引き起こされる疾患」を扁桃病巣感染症と呼んでいます。代表的な扁桃病巣感染症には以下がある。-掌蹠膿疱症-胸肋鎖骨過形成症-IgA腎症
脾臓や胸腺、扁桃腺、骨髄、リンパ節、リンパ管による、リンパ液を組織から血液に循環させるネットワーク。免疫において重要な役割を持つ。過剰な組織液を血液に戻し、脂質や脂溶性ビタミンの輸送にも関わる。
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