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リンパ節や脾臓、小腸などの粘膜に存在する二次リンパ器官であり、腸管関連リンパ組織(GALT)の構成要素。粘膜上皮を介して体内に入った抗原が集積する。M細胞を持つ。パイエル板の胚中心にはIgA産生前駆B細胞が多く存在する。腸の粘膜は、食物や食物とともに摂取される外来微生物、40兆個にも及ぶ腸内常在細菌叢などの異物に常にさらされています。これらの中には病原性を持つものが含まれていることから、腸管には免疫細胞が集まったパイエル板などの腸管免疫組織が発達しています。口から入った抗原は…
1個のB細胞から産生された抗体のコピーのこと。医薬品の分類では分子標的薬。チェックポイント阻害抗体となるものもある。抗体はB細胞より産生されますが、その1個のB細胞から産生された抗体のコピー、すなわちクローンをモノクローナル抗体といいます。モノクローナル抗体の種類は、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体があります。血清から精製するポリクローナル抗体と異なり、抗体産生細胞から無限に生産が可能であり抗体医薬に使用される。マウスなどの動物のB細胞に由来するものであるため、ヒ…
リンパ球のひとつ。Bリンパ球とも呼ばれる。骨髄(bone marrow)から生産されるためその名が付けられた。鶏ではファブリキウス嚢という部位で作られる細胞(bursa)がB細胞を生成するため、その頭文字を取っているともされる。骨髄で生産される造血幹細胞から分化してB細胞となる。正確には、造血幹細胞からMTB前駆細胞がつくられ、さらにそれがMB前駆細胞を経てB前駆細胞となり、それからB細胞がつくられる。造血幹細胞 → プロB細胞 → 大型プレB細胞 → 小型プレB細胞 → 未…
一次応答によって排除された抗原が再び体内に侵入すると、記憶細胞がすぐに分化や増殖を開始し、一度目の感染よりも短時間で抗原を排除する獲得免疫の仕組み。二次免疫応答とも呼ばれる。B細胞やT細胞の一部が、その抗原の情報を記憶すると記憶細胞(記憶B細胞、記憶T細胞)になる。再び同じ抗原が侵入すると、これらの記憶細胞がすぐに抗体産生細胞に分化、増殖して大量の抗体が産生され抗原が排除される。一度免疫した抗原を覚えることを免疫学的記憶と呼ぶ。
B細胞の分化における最終形態。B細胞が抗原を認識し、かつヘルパーT細胞によって活性化されて増殖して抗体を作るように変化した細胞。免疫グロブリンを作り出す。プラズマ細胞や抗体産生細胞とも呼ばれる。直径10〜20μm。免疫応答は、抗原を捕捉したBリンパ球が、CD40受容体やIL-4、IL-21といったサイトカインの受容体からTリンパ球の分泌するCD40リガンドやサイトカインの刺激を受けて抗体産生細胞へと分化し、抗体を作り出すことによって引き起こされます。形質細胞ががん化したものは…
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