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B細胞やT細胞の細胞表面に存在する、抗原と結合する受容体。
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B細胞抗原受容体(BCR)を介するシグナル伝達を負に制御することにより、CD72と同様にB細胞の活性化を制御する膜型レクチン分子。シグレック2とも。抑制性の受容体で、抗原受容体を介するシグナル伝達を抑制する働きがある。同じ細胞表面上の分子のシアル酸と呼ばれる糖鎖に結合することで、同じ細胞表面上の分子と相互作用する。BCR架橋の際にもっとも強くリン酸化される分子のひとつで、CD72に比べて強くカルシウムイオンシグナルなどBCRシグナル伝達を制御し、さらにToll様受容体リガンド…
細胞外領域にフィブロネクチン様ドメインと糖鎖に富む領域を持つ受容体型チロシンホスファターゼ。リンパ球の表面に存在する分子で、抗原受容体を介するシグナル伝達において重要。T細胞抗原受容体を介したシグナル伝達に必須とされる。これを欠損したマウスでは、キラーT細胞やヘルパーT細胞の活性がほとんど認められなかったことが報告されている。CD45欠損症では抗体の産生は比較的保たれるが、これは個々の抗原受容体の機能は低下していてもB細胞が成熟する過程で細胞表面の抗原受容体の量を増加させるこ…
腸間膜に存在するリンパ球集積(FALC)で発見された自然リンパ球。2型自然リンパ球とも。自然免疫に関わる造血幹細胞由来のリンパ球。NH細胞(ナチュラルヘルパー細胞)とも呼ばれた。IL-5やIL-13などのサイトカインを産生する。寄生虫に対する防御や組織修復を担うが、活性化によりアレルギー疾患を悪化させることもある。脾臓やリンパ節には存在せず、FALCに存在することが確認され、後に肺や皮膚、腸管などでも存在が確認されている。T細胞と異なり、分化に胸腺を必要としない。ヘルパーT細…
全ての細胞傷害性を有する免疫細胞(NK細胞やキラーT細胞、γδT細胞)に発現する、数本の糖鎖を有するタンパク質。これらが抗原受容体が標的細胞上の抗原を認識すると、標的細胞との接触面から脱顆粒により放出される。小胞体中で合成された後、阻害剤であるカルレティキュリンと結合し、ゴルジ体の働きにより傷害性顆粒の中に運ばれる。パーフォリンの働きは、カルシウムイオン依存的に標的細胞(病原体などの感染を受けた細胞)に5〜20nmの穴を開けて、グランザイムが細胞内に入れるようにすること。これ…
T細胞抗原受容体などの免疫細胞の抗原認識受容体の一部を構成するモチーフ。細胞内に活性化シグナルを伝達するモチーフ。ペア型受容体の一部を構成する。免疫受容体チロシン活性化モチーフ。T細胞およびB細胞は抗原受容体に会合するITAMを有するアダプター分子(CD3、Igα/β)を介して活性化シグナルを惹起する。
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