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免疫応答を起こさせる性質。
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ウイルス粒子で最も豊富に存在し、ウイルス粒子形成の足場として機能するウイルス形成に必須のタンパク質。二量体を形成し、ロングフォームとショートフォームの二種類のコンフォメーションを形成して機能する。連鎖球菌の細胞壁に存在する抗原性を持つタンパク質。菌の上皮への定着に関わるとされる。モノクローナル抗体(免疫グロブリン)のこと。B細胞の腫瘍(骨髄腫細胞)によって増加する。異物の排除能力が低下しており、これが増えると多発性骨髄腫となる。タグ:
国内の死因の3分の1を占め、現在も増加傾向にあると言われる遺伝子異常による疾患。症状は、細胞が無秩序な増殖を繰り返し、周囲の組織や他の組織にまで侵入(浸潤)し、自他の組織を破壊する悪性腫瘍となる。がん細胞は、ATPを常に解糖系で生成しており、大量の乳酸を生じさせる(ワールブルク効果)。また、浸潤や転移を行うために、基底膜のメラニンやコラーゲンを分解するための酵素の活性が高くなっている。がん細胞自体は1日5000個程度生まれていると考えられているが、生体の免疫によってがん細胞は…
オルソミクソウイルス科のエンベロープを持つRNAウイルス。インフルエンザを引き起こす。ウイルス表面にはヘマグルチニンとノイラミニダーゼ(シアリダーゼ)が存在し、前者を介して気道上皮細胞の細胞膜にあるシアル酸に結合して感染し、細胞内で増殖したウイルスは後者によって細胞外へ放出され感染を広げる。インフルエンザウイルスは低温と乾燥に強い。湿度60%以上、室温25~30℃の環境が感染力を弱めるとされる。ウイルス核タンパク質(NP)およびマトリックスタンパク質(M1)の抗原性の違いによ…
溶血性連鎖球菌(溶レン菌)の一種。化膿レンサ球菌とも。菌体表層に架橋するMタンパク質の抗原性の違いから130種類以上に分類される。健常者の咽頭や消化管、表皮に生息する常在菌であるが、場合によってはヒトに感染し、咽頭炎、扁桃炎などの局所性炎症や猩紅熱、産褥熱などの全身性炎症の原因となる。重篤な劇症型溶血性レンサ球菌感染症を引き起こす場合があり、人喰いバクテリアとも呼ばれる。宿主細胞へ結合には、フィブロネクチン結合タンパク質であるFタンパク質が付着因子の一つとして関与する。
薬物のカルボキシル基がグルクロン酸抱合を受けて生成する不安定な代謝産物。毒性を有する。ヒトの薬物誘導性肝障害の多くはアシルグルクロニドが関わると考えられている。胆汁酸アシルグルクロニドが生体内のアミン(タンパク質やペプチドのアミノ基)と反応して共有結合付加体を与える。これが生体内において抗原性を獲得する可能性が指摘されている。分子内にカルボキシル基を有する2-アリールプロピオン酸系抗炎症薬はその発生原因となり得る。
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