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オキシトシナーゼサブファミリーに属するM1アミノペプチダーゼファミリー酵素。小胞体に貯留されており、MHCクラスⅠ分子への抗原提示における抗原ペプチドの最終プロセシングに関わる。-ERAP1-ERAP2一部のがん細胞やウイルス感染細胞でその発現が抑制されることが報告されている。
リンパ節や脾臓、小腸などの粘膜に存在する二次リンパ器官であり、腸管関連リンパ組織(GALT)の構成要素。粘膜上皮を介して体内に入った抗原が集積する。M細胞を持つ。パイエル板の胚中心にはIgA産生前駆B細胞が多く存在する。腸の粘膜は、食物や食物とともに摂取される外来微生物、40兆個にも及ぶ腸内常在細菌叢などの異物に常にさらされています。これらの中には病原性を持つものが含まれていることから、腸管には免疫細胞が集まったパイエル板などの腸管免疫組織が発達しています。口から入った抗原は…
樹状細胞のひとつ。プラズマサイトイド樹状細胞とも。ヒトの末梢血の単核細胞をウイルスで刺激することで大量のⅠ型IFNを誘導する特殊な細胞集団として発見され、当初はIPCと呼ばれた。ヒトにおいてはToll様受容体(TLR7、TLR8、TLR9)をエンドソーム膜に高発現し、これを介してMyD88依存的に大量のⅠ型インターフェロン(特にIFN-α)を産生する特性を持ち、ウイルスの感染に対する防御に関わる。形質細胞様樹状細胞は通常の樹状細胞(古典的樹状細胞)よりもⅠ型インターフェロンの…
外来抗原を処理し、MHCクラスⅡ分子によってCD4陽性T細胞(ヘルパーT細胞)に対して抗原提示を行う抗原提示細胞のこと。ほぼ全ての細胞がMHCクラスⅠ分子による抗原提示を行うことから、それらと区別するために用いられる呼称。単に抗原提示細胞と言うと主にこのプロフェッショナル抗原提示細胞を指す。-樹状細胞-マクロファージ-B細胞
ATPによって働くペプチド輸送体。TAP-1とTAP-2からなるヘテロ二量体。古典的クラスⅠ分子による抗原提示において、プロテアソームによって産生されたペプチド断片を小胞体内へ輸送するタンパク質。プロテアソームによって限定分解されてできたペプチドはHSP70などのシャペロンにより小胞体に輸送された後、TAPによって小胞体の内腔へと導かれる。ATP依存性にペプチドを輸送する。MHCクラスⅠ分子に結合しやすい7〜13個のアミノ酸からなるペプチドを効率よく輸送する。TAPの遺伝子が…
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