最近更新された用語
深在性真菌症を引き起こす真菌に対する薬剤。*1
関連する用語
放線菌(ストレプトマイセス・ノドサス)が産生するポリエン系抗真菌薬。エルゴステロールと結合することにより細胞膜障害を起こす。商品名はファンギゾン、ハリゾン。動物細胞のコレステロールとも結合することから、安全域は狭く、腎毒性など重篤な副作用が起こる恐れがある。最近、インドにおける新型コロナウイルス感染者の多くに認められた致死性のムコール症を治療するために用いられた。タグ:
白癬(水虫など)を引き起こす真菌に対する抗真菌薬。商品名はラミシール、ケルガー、テビーナ、テビナシール、テルビー、テルミシール、ネドリール。
白癬やカンジダ症に対する抗真菌薬。商品名はルリコンクリーム。タグ:
カンジダ属やアスペルギルス属による真菌症に対するキャンディン系抗真菌薬。プネウモカンジンB0の環状ペプチドにアミノ基の修飾(ヘミアミナール部分のヒドロキシ基をジアミノエタノールで置換)を加え、水溶性で抗真菌活性の向上させた誘導体。商品名はカンサイダス。β-1,3-グルカンの生合成を阻害し、カンジダ属に対しては殺菌作用、アスペルギルス属には菌糸の伸長抑制作用を示す。ミカファンギンやアニデュラファンギンよりパラドキシカル効果を起こしやすいとされる。
カンジダ属およびクリプトコッカス属による真菌症に対するアゾール系抗真菌薬。ホスフルコナゾールの活性代謝物。ラノステロールC14α脱メチル化酵素の阻害によってエルゴステロールの合成を阻害する。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。