接着斑キナーゼ(focal adhesion kinase : FAK) †
約1030個のアミノ酸からなる非受容体型チロシンキナーゼ。
インテグリンや成長因子シグナルから刺激を受けると397個目のチロシン残基の自己リン酸化が起こり、続いてその他のリン酸化部位がリン酸化を受け下流のAKTやMAPキナーゼへシグナルを伝達する。*1
様々な種類のがん細胞で発現が亢進する。FAKを発現したメラノーマ細胞は、増殖能や転移能が増強することが報告されている。FAKが発現する細胞においてPLP2が高発現する。*2
*1岡山医学会雑誌 Focal Adhesion Kinase (FAK) と Insulin-like growth factor-I receptor (IGF-IR) に対するデュアルチロシンキナーゼ阻害剤の食道腺癌における抗腫瘍効果: http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/2/20023/20160528014923742962/122_17.pdf
*2生物学的製剤の効率的な細胞内への導入によるがん細胞増殖抑制の解析 生化学講座 多胡めぐみ、園田よし子、笠原忠: http://www.pha.keio.ac.jp/research/project/pdf/open_2-12.pdf
*2生物学的製剤の効率的な細胞内への導入によるがん細胞増殖抑制の解析 生化学講座 多胡めぐみ、園田よし子、笠原忠: http://www.pha.keio.ac.jp/research/project/pdf/open_2-12.pdf
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このページの最終更新日時: 2020-05-01 (金) 18:29:30