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ワクチンなど薬剤の免疫効果を高めるため付加される物質。免疫増強剤とも呼ばれる。ワクチンを接種する際に、たとえばアラム(ALUM : aluminum adjuvant)と呼ばれる物質を混ぜておくことがある。アラムに対する免疫反応を期待するものではなく、混合しておくと本来のワクチンに対する免疫反応を高めることができるので行われるものである。このような物質をアジュバントという。語源はラテン語で「助ける」を意味する語"adjuvare"とされる。1920年代にア…
ワクチンに使用したウイルス株以外のウイルス株の感染に対する免疫力を持つ抗体。ワクチンではなく、実際にその病原体に感染することで産生される。例えば、インフルエンザウイルスの場合、ワクチン接種よりも経鼻感染の方が高い免疫力を得ることができるとされる。広域中和抗体はリンパ節内の胚中心で産生されるが、その産生にはIL-4が主要な役割を果たすことが報告されている。タグ:
体内に病原体を注入し、人為的に免疫を獲得させて病原体への抵抗力をつけるもの。記憶細胞を作ることで二次応答を可能にする。ワクチンを注射するのが予防接種である。主に感染症の予防のために利用されるが、アルツハイマー病や高血圧、糖尿病などの非感染症に対しても利用されるワクチンが存在する。感染症のワクチンの原材料となる病原体は、それに適した動物(宿主)に感染させて増殖したものを利用する。ワクチンの殺菌にはエチル水銀が使用されるものもあるが、人体に対する影響は低いと考えられている。ワクチ…
アレルギー機序によると考えられている中枢神経系の脱髄を症状とする疾患。特発性のもの、ワクチン接種によるもの、病原体の感染が原因となるものの3つに分けられる。ワクチン接種によるADEMは、ワクチン製造に使用した動物の中枢神経組織がワクチン精製時に混入することが原因となるとされる。病原体の感染によるADEMは、細菌やウイルスの感染によって感作された末梢リンパ球が中枢神経系と交差抗原性を持つことによって髄鞘が破壊されるためと考えられている。治療は主にステロイドパルス療法。これに経口…
ワクチンを体内に取り込ませることで、予めその病原体に対する免疫反応を起こさせ、その後の感染に対する免疫を作らせること。確実に免疫を獲得させるため、同じ種類を複数回接種する場合もある。
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