敗血症(sepsis)

感染症によって生じる全身の炎症とそれに付随する様々な症状の総称。菌血症が悪化したもの。全身性炎症反応症候群SIRS)の基準を満たす感染症感染した細菌が出す毒素によって、体内の細胞からサイトカインIFN-γなど)が大量に放出されることが原因となる。*1*2*3

肺炎尿路感染症白血球が少なくなる白血病などによって引き起こされる。高熱悪寒震え頻脈などが起こり、重症になると血圧低下(重症敗血症)やショック敗血症性ショック)を起こし死に至る場合もある。*4

原因となる腸内細菌大腸菌)や黄色ブドウ球菌緑膿菌など。

体温脈拍呼吸数、白血球数などが診断基準となる。

現在の敗血症の定義の礎となっているのは,1989年に Bone らが提唱した,「敗血症症候群(sepsis syndrome)」という概念である。それは,「感染を契機とした,体温脈拍血圧など全身性の反応を示すものである」という内容であり,必ずしも菌血症を伴うものではないことが明記されている。… 1991 年の米国集中医療学会(SCCM)と米国胸部医学会(ACCP)の合同で行われた会議で,敗血症が初めて,「全身性炎症反応症候群SIRS)を伴う感染症」と定義され,その後現在まで最も多く用いられる表現となった。… 近年のわが国の ICU においては,肺炎尿路感染腹腔感染のみで重症敗血症の 75% を占める結果となっている。*5

*1敗血症ショックを増悪させる分子を発見 — リソウ: http://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2016/20160929_3
*2当センターの重症敗血症治療について|日本医科大学多摩永山病院: http://www.nms.ac.jp/tama-h/section/er/sepsis.html
*3西東社 カラー図解 免疫学の基本がわかる事典 鈴木隆二(2015/6/3): https://amzn.to/2SW7bgi
*4ブックマン社 藤野武彦 馬渡志郎 片渕俊彦 認知症はもう不治の病ではない! 脳内プラズマローゲンが神経細胞を申請する(2015/10/10)
*5敗血症の概念,疫学,診断,治療 原間大輔,中尾篤人 山梨大学医学部免疫学講座: http://www.med.yamanashi.ac.jp/ymj/pdf/nl/20151215141143_577.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-07-28 (土) 09:12:35