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生後28日以内の小児のこと。*1
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脂肪細胞のひとつ。熱を作るミトコンドリアが多く含まれるため褐色に見える。複数の脂肪滴を持つことから多胞性脂肪細胞とも呼ばれる。大きさは白色脂肪細胞の10分の1程度。褐色脂肪細胞は鎖骨付近や肩甲骨周囲、脊椎周囲、胸などに分布し、脂肪を使って熱を産生する働きを持つ。脂肪をエネルギーに変換する際は、白色脂肪細胞と同じくアドレナリン受容体が関わる。褐色脂肪細胞にはTRPV2が多く発現し、寒冷環境下(4℃)では交感神経の活動上昇に伴ってさらにその発現量が増加する。このTRPV2が刺激さ…
精巣の周囲に液体が貯まることで陰嚢が膨らんだ状態。男の新生児にはよく見られる。陰嚢水腫とも。鼠径部に見られるものは精索水腫と呼ばれる。鼠径ヘルニアと原因は同じ(腹膜鞘状突起が閉塞しないこと)であるが、内臓ではなく液体のみが侵入したもの。夕方から夜にかけて大きくなる。鼠径ヘルニアを併発しなければ、多くは自然に消滅するとされる。タグ:
血液型の分類方式の一つ。赤血球上の抗原(糖鎖)と血清中の抗体によって分類される。1900年頃、カール・ラントシュタイナー(Karl Landsteiner)により定義された(ラントシュタイナーの法則)。ABO血液型は第9染色体の遺伝子に存在する糖転移酵素によって決定される。原則として同じABO血液型間でしか輸血することが出来ない。型の違う血液を輸血した場合、抗原抗体反応による溶血が起こる。現在は以下の4つの種類の血液に分類される。血液型赤血球上の抗原(糖鎖)血清中の抗体A型A…
フマル酸ヒドラターゼ遺伝子の両アレルの変異が原因となり、フマル酸が蓄積する症状。フマル酸尿症とも呼ばれる。新生児の脳や顔面の奇形、発達障害、痙攣、てんかん、筋緊張低下、大脳萎縮などの中枢神経症状とフマル酸の尿中排泄増加が起こる。フマル酸尿症の患者のほとんどは数ヶ月で死亡する。ごくわずかに成人早期まで生存する場合もある。タグ:
水分子(2個の水素原子と1個の酸素原子からなる極性分子)が水素結合で繋がり集まったもの。水分とも。水分子同士の水素結合は繋がったり離れたりするため、これが水の流動性のもととなる。成人男性では体重の60%、成人女性では55%を占める。新生児では体重の70〜80%を占めるが、加齢とともにその量は減少し、高齢者では40〜50%となる。脂肪は筋肉に比べて保持できる水の量が少ない。体内では、細胞内外で物質を溶かす、浸透圧の調節を行う、体温を調節するなどの役割を持つ。大気圧においては4℃…
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