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至適温度を参照。
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古くからアルコール醸造やパン作りのために用いられてきたサッカロマイセス属の酵母。真核細胞のモデル生物として利用される。球形か楕円形で直径約5〜10μm。出芽によって増殖するため出芽酵母とも。ビールの製造に用いられるためビール酵母とも。グルコースやスクロース、マルトース、ガラクトースを発酵するが、ラクトースは発酵しない。好気条件、嫌気条件に関わらず増殖できる。好気的条件下では酸素を利用した呼吸によって二酸化炭素と水を排出する。嫌気的条件下ではアルコール発酵によってエタノールと二…
主として単細胞生物で、出芽または分裂により増殖する真菌の総称。酵母菌やイーストとも。大きさは直径5〜8μmのものが多く、大きいものでは幅10μm、長さ70μm程度の細長いものもある。一般に最適温度は32℃前後、最適pHは5~6程度の弱酸性。酵母の育成には水や炭素源(グルコースなどの糖類)、窒素源(アミノ酸やアンモニア)、無機物(リン、カリウム、鉄、硫黄、マグネシウム、カルシウム)、ビタミン(ビタミンB1、ビタミンB6、イノシトール、パントテン酸、ビオチン)などが必要。酵母の増…
酵母などがグルコースを以下のように代謝する反応。いわゆる発酵。酒の製造ではこの反応が利用され、アルコール(エタノール)が得られる。C6H12O6 → 2C2H5OH + 2CO2 + エネルギー(2ATP)1分子のグルコースからピルビン酸を経て、最終的に2分子のエタノールと2分子の二酸化炭素が発生する。酵母(サッカロマイセス・セレビシエ)におけるアルコール発酵の最適温度は約45℃とされる。酵母にとっては増殖が止まる厳しい温度であるが、嫌気呼吸は活発に行われると報告されている。…
酵素が最も効率的に触媒として働く温度のこと。最適温度とも呼ばれる。至適pHと共に酵素の活性を決定する要因となる。酵素が至適温度から大きく外れた環境に置かれると、その酵素を構成するタンパク質が変性して酵素としての活性を失う場合がある。
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