最近更新された用語
歯周病の一種。歯肉炎が悪化した疾患。
歯肉炎の症状に加え、歯茎や歯のズレ、化膿(歯槽膿瘍?)などが起こる。処置を取らないと歯が抜ける。*1
関連する用語
歯を支える組織がプラーク中の歯周病菌によって破壊される感染症。歯肉炎と歯周炎に分けられる。炎症が続くと骨を溶かす細胞(破骨細胞)が活性化されて歯を支えている骨である歯槽骨などの歯周組織が破壊されることによって歯が抜ける。歯周病に罹患すると,セメント質,歯根膜および歯槽骨が細菌に侵され,炎症性の骨吸収に伴う歯周組織の崩壊が進行する.これらの疾患は初期に対応すれば治癒は可能だが,重度に進行したケースでは抜歯に至り,ついには咀嚼機能障害にまで陥ることになる.歯肉が赤く腫れるが、痛み…
動物の口の中にある、咀嚼するための白くて硬い組織。成人の歯(永久歯)の本数は、通常は親知らずを含めると上下16本ずつの計32本。乳児の歯(乳歯)は20本。乳歯、永久歯ともに胎児期から形成が始まり、口腔上皮の一部がエナメル質を形成するエナメル芽細胞に分化されることで形成される。上部の歯冠と下部の歯根に分けられ、歯根は歯周組織によって支えられている。外側をエナメル質(歯根ではセメント質)が覆い、その内側に象牙質、さらに内部に歯髄がある。歯は歯冠と歯根からなり,象牙質の内部には歯髄…
好中球とBリンパ球に発現する抑制性のシグレック。この遺伝子のSNPと細菌感染や歯周炎との相関が示唆されている。
歯周組織のひとつ。歯根を取り囲む厚さ200μmの線維性結合組織。歯槽骨とセメント質の間に存在し、歯を歯槽骨につなぎ止める役割を担う。靱帯構造を持ち、歯周靱帯とも呼ばれる。線維芽細胞などの細胞成分以外には、コラーゲン(Ⅰ型コラーゲンが90%、Ⅲ型コラーゲンが10%、わずかにⅤ型コラーゲン)、血管、神経を含み痛覚がある。歯周炎によって破壊され、失われた歯根膜を再生させることは非常に困難である。
歯周病の一種。歯肉に起こる炎症で、歯肉の腫れや出血、口臭などの原因となる。口腔内の適切な清掃(プラークの除去)によって健康な歯肉に回復させることができる。ホルモンバランスが変化しやすい妊婦に起こる傾向があることが知られている。処置を取らず悪化すると炎症が内部の骨などに及ぶ歯周炎に進行する恐れがある。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。