健康用語WEB事典

残留性有機汚染物質(persistent organic pollutants: POPs)

環境中に残留し、生物の体内に蓄積・濃縮される物質。疎水性が高く難分解性な物質が多い。*1*2

POPsは食物連鎖を通して生物濃縮され高次の生物種ほど汚染が著しいこと、とくに海洋生態系の頂点にいる鯨類などの水棲生物は、体内にきわめて高い濃度のPOPsを蓄積していることが認められた。*3

残留性有機汚染物質の種類

*1新たな残留性有機汚染物質「短鎖塩素化パラフィン」が中国の食品中で急増してきていることを発見-越境汚染の可能性を示唆- — 京都大学: http://www.kyoto-u.ac.jp/static/ja/news_data/h/h1/news6/2011/110711_1.htm
*2水生生物における残留性有機汚染物質濃縮モデルの開発 益永・中井&松田研究室 蓮沼和夫: http://risk.kan.ynu.ac.jp/masunaga/%E5%AD%A6%E4%BD%8D%E8%AB%96%E6%96%87%E8%A6%81%E6%97%A8/%E8%A6%81%E6%97%A8(%E8%93%AE%E6%B2%BC%EF%BC%89.pdf
*3生態系高次生物のPOPs 汚染と曝露リスクを地球的視座からみる: https://www.jstage.jst.go.jp/article/seitai/66/1/66_37/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2018-11-25 (日) 09:14:41