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生物から産生される有害物質の総称。*1
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病原性を持つストレプトコッカス属細菌のひとつ。免疫力の低下した豚に感染して様々な病態を引き起こす。豚レンサ球菌とも。豚との接触によって傷口を介してヒトに感染する。初期症状として高熱、倦怠感、嘔吐などがある。豚と同様に細菌性髄膜炎が多く見られ、髄膜炎や皮下出血、毒素ショック、昏睡などの症状を起こすことが報告されている。産生する毒素はスイリシン。タグ:
ストレプトコッカス属細菌が産生する毒素タンパク質。分子量約53〜70kDaで4〜5つのドメインからなる。細胞膜に対して膜孔を形成することによって細胞障害性を示す。CDCの細胞傷害活性にはドメイン4に存在する11merが寄与していると考えられている。C末端側4つのドメインは毒素活性に必須な基本構造である。通常のCDCは、CDC間で高度に保存されたC末端ドメイン中の11アミノ酸領域(11mer領域)で動物細胞膜のコレステロール(CHL)に結合し、膜上で40-50分子が会合して環状…
クロストリジウム属の細菌。毒素であるトキシンAおよびトキシンBを産生する。抗菌薬(抗生物質)によって腸内細菌叢が乱れた結果として腸内で増殖して下痢などの症状が現れる。場合によっては無症状であることも重症化することもある。抗菌薬関連下痢症の20~30%、偽膜性大腸炎の90%がクロストリジウム・ディフィシルによって引き起こされているとされる。引き起こされる消化管感染症の症状で最も多いのは下痢であるが、重症になるとイレウス、中毒性巨大結腸症、消化管穿孔などが認められることもある。芽…
パスツレラ症の主な原因となるパスツレラ属細菌。パスツレラ毒素を産生する。ウシの出血性敗血症、ブタの萎縮性鼻炎、家禽コレラなどの原因として知られている。
土壌や水辺の泥砂中など広い範囲に分布しているクロストリジウム属の細菌。クロストリジウム・ボツリナムとも。ボツリヌス菌が生成する毒素(ボツリヌストキシン)は自然界の毒素の中では最も強いとされ、食中毒の原因となるが、ボツリヌス療法にも使用される。A〜Eまでの5種類の毒素が確認されている。2007年までにA型7件、B型3件、E型77件の食中毒が報告されている。寿司や里芋の煮物が繁殖源となった例がある。1895年にベルギーのエミール・ピエール=マリー・ヴァン・エルメンゲム(Émile…
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