頭に生える毛。頭髪や髪とも呼ばれる。毛小皮(キューティクル)、毛皮質(コルテックス)、毛髄質(メデュラ)の三層から構成される。
日本人の場合、約10万〜15万本。密度は200本/cm2。成長速度は約1cm/月。*1
毛髪はケラチンタンパク質からなる直径 30 ~ 120 μm 程度の階層構造をもつ繊維であり、中心部がメデュラ、外側を覆っている薄い層がキューティクル、メデュラとキューティクルの間の毛髪の85%以上の大部分を占めるのがコルテックスである。*2
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環状シロキサンのひとつ。シクロメチコンとも。コンディショナー中のD5は毛髪をコーティングして摩擦を防ぐ役割を果たす。揮発性を有するため、毛髪表面から空気中に放散される。
アミノ基とチオール基を持つ有機化合物。その塩酸塩は抗酸化作用を持ち、また、放射線防護剤としての効果が報告されている。空気中でも酸化されて2分子が結合し、シスタミンとなる。キューティクル細胞層のジスルフィド結合に作用するため、毛髪のコールドパーマに利用される。
長期間日光(紫外線)に当たり続けた皮膚に起こる変化。皺の増加、皮膚の弾力低下、毛髪の減少、白髪化、日光弾性線維症など。光線によって生じたDNA損傷や修復機構の乱れが蓄積し、正常なコラーゲンなどが減ることによって真皮の構造・機能に異常を来した状態。農業従事者や戸外労働者など長期間紫外線に曝された皮膚は加齢による皮膚の萎縮性の変化を伴わず,項部菱形皮膚と呼ばれるような深い皺,不規則な色素沈着,弾力性のない皮膚となってくる.この様な長期間紫外線に暴露された皮膚に生じる特徴的な変化は…
毛の構成要素。毛髄質(メデュラ)と毛小皮(キューティクル)の中間にある毛の主要部分(毛髪の体積の82%)。コルテックスとも。主成分はケラチン。メラニン顆粒を大量に含む針状ないし細長い紡錘形の角化細胞が縦方向に密に配列する。個々の細胞中に含まれるメラニン色素の量によって髪の色が決まる。
毛髪の中心部。メデュラとも。空気を含んだ空胞に富んでいる比較的大きい球形(卵円形)の細胞からなる。メラニンの含有量が少なく、角化の程度も低い。
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