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気管支が拡張して元に戻らない症状。原因は先天的なものと、小児期までの肺炎や結核などの感染がある。*1
慢性副鼻腔炎を合併して副鼻腔気管支症候群となる場合がある。
症状は咳、黄色や緑色の膿性痰、血痰、悪化すると喀血。
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感冒、上気道炎、気管支炎、肺炎、肺結核、気管支拡張症などの症状である咳嗽、喀痰喀出困難に対する治療薬。商品名はアスベリン。延髄の咳中枢を抑制し、咳の感受性を低下させる。また、気管支腺の分泌や気道粘膜線毛上皮の運動を亢進する。服用量が多すぎると眠気やめまい、興奮などが起こる場合がある。タグ:
感冒、気管支炎、気管支拡張症、肺炎、肺結核、咽喉頭炎、鼻カタルなどによる咳の治療薬。延髄の咳中枢に直接作用し、咳反射の閾値を上げる。中枢神経のセロトニン濃度を上昇させる。
気管や肺の炎症・損傷によって出た血液を口から吐くこと。喀血は鮮紅色で気泡を含む。消化管からの出血である吐血とは区別される。24時間以内に200ml以上の喀血がある場合には止血に応急処置が必要。気管、気管支、肺からの出血で鮮紅色の血液が咳とともに口腔から排出されること。患側を下にした側臥位にして、静脈路の確保、止血剤および酸素の投与を行う。
紀元前5000年頃からの存在が確認されている感染症。結核菌によって引き起こされる。抗生物質となるストレプトマイシンが発見されてから患者数は激減したが、多剤耐性結核菌の出現により新たな感染の広がりが確認されている。特徴的な初期症状は無く、全身の倦怠感や食欲不振、発熱、悪寒、体重減少などが起こる。肺結核が悪化すると咳が止まらなくなり喀血が起こる。潜伏期間が4〜6週間と長く、感染に気が付きにくい。-肺結核-腸結核-卵巣結核-前立腺結核肺結核は飛沫感染するため最も多いとされる。
慢性咳嗽の三大原因のひとつ。慢性副鼻腔炎と気管の炎症を併発したもの。慢性副鼻腔炎に慢性気管支炎、気管支拡張症、またはびまん性汎細気管支炎が合併したものを副鼻腔気管支症候群といいます。多くは副鼻腔炎が最初に発症し、鼻詰まり、鼻水、後鼻漏などが気管支炎を悪くさせるというメカニズムです。症状は病的な湿性咳嗽や後鼻漏、咳払い。小児においては鼻汁過多、鼻閉、難聴を伴うこともある。診断は副鼻腔の陰影の有無。初めは篩骨洞中心の陰影が現れ、上顎洞に広がると確定的。マクロライド系抗生物質が有効…
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