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播種性血管内凝固症候群を参照。
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汎発性血管内血液凝固症(DIC)の治療薬。アンチトロンビンⅢによる血液凝固第Ⅹa因子の阻害作用を増強する。商品名はオルガラン。ブタの小腸粘膜由来のヘパラン硫酸(約84%)、デルマタン硫酸(約12%)、コンドロイチン硫酸(約4%)の混合物からなる低分子量ヘパリン。
透析における血液凝固防止や汎発性血管内血液凝固症の治療薬として用いられる低分子量ヘパリン。血液凝固Ⅹa因子を阻害する。ブタの小腸粘膜に由来する。ダルテパリンはヘパリンに比べ、抗血栓作用と出血副作用を示す用量が乖離したため使用しやすくなった。これを基にダナパロイドが開発された。
血液凝固の異常によって全身に出血傾向や臓器不全が起こる疾患。汎発性血管内血液凝固症とも。肝臓の損傷や大きな手術、悪性腫瘍、敗血症などが原因となる。敗血症との合併率は50%程度。細い血管内に微小血栓が多発して臓器障害や、この血栓の形成のために血液凝固因子および血小板が消費され、同時に線溶系も亢進するために出血傾向となる。発症の原因によって以下の3つに分類される。-血液凝固因子(組織因子)の血管内流入(Ⅰ型)-サイトカインストームによる白血球の活性化(Ⅱ型)-血管壁の抗血栓性の低…
ガベキサートのメシレート。メシル酸ガベキサートとも。トロンビンや血液凝固第Ⅹa因子、プラスミンなどを阻害することで血液凝固を抑制する。半減期は約1分。急性膵炎や播種性血管内凝固症候群に対する治療薬。メシル酸ガベキサートは、膵疾患や汎発性血管内血液凝固症(DIC)に対して広く用いられているトリプシン様セリン蛋白分解酵素阻害剤であるが、副作用として投与部位の血管痛や、刺入した血管に沿った静脈炎や潰瘍、壊死などの重篤な血管障害をきたすことがあり、臨床上大きな問題となっている。
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