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血球(赤血球、白血球、血小板)のすべてが減少する症状。*1
骨髄線維症や再生不良性貧血などによって引き起こされる。
これによって脾臓の造血機能が再度働き始めることが報告されている。
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骨髄において血小板や白血球の増殖が盛んになり、その結果骨髄の線維化が起こる疾患。コラーゲンを産生する線維芽細胞が異常に増加し、骨髄がコラーゲン線維で占拠されてしまうことで骨髄が正常に血液細胞を造り出せなくなる。造血幹細胞そのものに異常が起こることで線維化が起こる原発性骨髄線維症と、真性多血症などの骨髄増殖性腫瘍や骨髄異形成症候群などの別の疾患が原因となる二次性骨髄線維症に分けられる。症状は貧血(動悸、息切れ、倦怠感など)、脾臓の腫れによる腹部の張りや腹痛など。ビタミンDシグナ…
血液に含まれる血球のひとつ。大きさは直径7〜10μm、厚さ2〜4μm。細胞核を持たない。1000倍に拡大した赤血球 出典: Red blood cell comparison in microscopic detail血球の99%が赤血球である。血液1μLあたりに450万〜500万個の赤血球が含まれる。生涯にわたって最も多く作られ続ける細胞であり、骨髄で1日あたり2000億個程度(血液の30〜40mL分)が作られる。造血幹細胞から造血前駆細胞、赤芽球を経て産生される。産生には…
骨髄の造血幹細胞から作られる血液中で形を持つ成分。血液細胞や血球系細胞とも呼ばれる。血液から血漿を除くと血球が残る。-赤血球-白血球--リンパ球-血小板
血液の濾過や門脈の血流量調節、リンパ球の生成や血球の処理などを行う臓器。生存に必須な臓器ではないが、摘出すると感染に対する防御力が低下する。高さ10~12cm、幅6~8cm、厚さ3~4cmでコーヒーの豆に似た形。重さ150g程度。古くなった血球や血小板を破壊する。ヒトの胎児期には、骨髄だけでなく脾臓でも血球が産生されるが、誕生後は主に骨髄での産生のみになる。リンパ器官としては最大。血液中の異物を集積・濃縮して抗原提示を行う。リンパ管は通っていないため、抗原やそれを捉えた食細胞…
血球のグループのひとつ。造血幹細胞から分化する食細胞の一種。大きさは10〜20μmで赤血球よりも大きいが、血管内皮細胞の間を通って血管外に出ることができる。血液1μLあたり4000〜9500個の白血球が含まれる。赤血球よりも大きく細胞核を持つ。通常は肺や脾臓、腸、リンパ節、血管の内皮細胞などに貯蔵されており、血液中の白血球の数は、体内全ての白血球の1%程度。運動をすると血液中の白血球(好中球)の数は増加する。運動以外にも、細菌などの感染による炎症や喫煙、ステロイドの使用、血液…
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