活動電位(action potential)

通常、細胞細胞膜の内側が負、外側が正に分極しており、これを静止膜電位という。

ある強さ以上の刺激が神経細胞に与えられると、一時的に細胞内外の電位が逆転して細胞内が正、細胞外が負の電位となる(脱分極)。この電位変化を活動電位と呼ぶ。活動電位の大きさは約100mV。*1

具体的には、イオンによって電位差が作られる。神経細胞が刺激を受けると、電位感受性ナトリウムチャネルが開き、細胞ナトリウムイオンが流入し、細胞内電位が正となる。その後、少し遅れて細胞内のカリウムイオン細胞外に放出されることで電位が負に戻る。*2*3

刺激の強さによって神経細胞の活動電位の大きさ自体は変化しない。しかし、刺激が強いほど活動電位が発生する回数が多くなり、信号の量が増えることで刺激の大きさが伝えられる。

活動電位が発生するのは瞬時的(約1ミリ秒)で、すぐに刺激が与えられていないときの電位(静止電位)に戻る。

神経細胞に活動電位が生じている状態のことを興奮と呼ぶ。

*1生物 第39講~第47講 テキスト: http://www.suginami.ac.jp/prints/silss/%E7%94%9F%E7%89%A9%E3%80%80%E7%AC%AC45%E8%AC%9B%E3%80%80%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E3%81%A8%E8%88%88%E5%A5%AE%E3%81%AE%E7%99%BA%E7%94%9F.pdf
*2西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt
*3技術評論社 東京薬科大学 生命科学部 工藤佳久 都波幹夫 生命科学がわかる

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このページの最終更新日時: 2019-02-27 (水) 15:51:33