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海馬の一部。場所細胞が存在する。
嗅内皮質と海馬CA3領域からの入力を受け取る。*1
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格子細胞と同様に、自己の空間における位置の認識に関わる神経細胞。空間の中での動物の特定の位置に反応して発⽕する。海馬CA1領域に存在する。目を瞑っていても空間における自分の位置を把握することができるのは場所細胞の働きによるものとされる。背側海⾺のCA1領域では30〜50%の錐体細胞が場所細胞の特性を持ち、細胞ごとに発⽕する場所受容野が異なる。タグ:
海馬CA3領域錐体細胞から海馬CA1領域錐体細胞への神経投射。シャッファー側枝一本は海馬CA1領域の数千もの錐体細胞に投射し、標的細胞あたり1〜2個程度のシナプスを形成する。
シナプスの結合が持続的に強まること。海馬における記憶形成の基本的な仕組みと考えられている。具体的には、海馬神経系のプレシナプスに高頻度刺激を与えると、興奮性シナプス伝達効率が増大し、その状態が数時間以上持続する現象。海馬CA3領域錐体細胞から海馬CA1領域錐体細胞への投射であるシャッファー側枝に高頻度の電気刺激を与えることで、シナプスにおける伝達効率が持続的に増加する現象として発見された。海馬の長期増強は、NMDA受容体の活性化とそれに続くシナプス後膜細胞内のカルシウムイオン…
記憶に関わる脳の部位。短期記憶およびそれを長期記憶とする働きに関わる。見た目がギリシャ神話のポセイドンが乗る馬車を引く架空の動物に似ていることから名付けられたとされる。出来事の記憶の形成に海馬が必要であることが知られており、海馬を損傷すると新しく経験した事柄を記憶することができなくなる。また、ストレスによる悪影響を受けやすい部位であることが報告されている。海馬はまた、脳の虚血の影響を受けやすくストレスホルモンである副腎皮質ホルモンの作用部位でもあることから、ストレスの影響を受…
海馬の背側の一部。興奮性の錐体細胞と抑制性の介在神経細胞を含む。海馬CA3領域から海馬CA1領域への情報伝達が、海馬CA1領域の場所細胞の活動を制御する。この領域の錐体細胞にはカイニン酸受容体が多く発現する。
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