摂取した食物に含まれる、栄養分として利用可能な物質を取り出すこと。
食物が消化管を通る間に行われる。
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トウダイグサ科(コミカンソウ科)の亜高木。ユカン(油柑)やアンマロク(庵摩勒)とも。インドではその果実やその砂糖漬菓子などが一般的な食品として流通している。アムラの果実は酸味が強く、アスコルビン酸(ビタミンC)を多く含む。また、消化性潰瘍や消化不良に対する効果や脂質低下作用、抗動脈硬化作用、抗変異原作用、抗菌作用、酸化ストレス低下作用などが報告されている。ヒトにおける実験の結果から、アムラ果実エキスの摂取は血漿抗酸化活性を高め、酸化ストレスに関連する合併症のリスクを下げる可能…
22のアミノ酸からなるポリペプチドのホルモン(ペプチドホルモン)。十二指腸から上部空腸に存在する。IMMCを引き起こす。腸管に存在するモチリン受容体に結合し、蠕動運動を活性化する働きがある。モチリンは消化管粘膜から分泌されるペプチドホルモンで消化・吸収の終了した空腹時に約100分間隔で血流中に放出され、先ず胃・上部十二指腸に一連の強収縮をひきおこし、これが順次下部消化管に伝播して、空腸・回腸に溜った胃液・腸液を大腸の方に押しやる働きをする。
甘味料として食品に使用される難消化性の糖質。糖が還元されてアルコール(ヒドロキシ基を持つ化合物)となったもの。ここでのアルコールとは化学的な意味であって、酒類のアルコール(エタノール)とは異なる。糖アルコールはミュータンス菌などによって代謝されないためプラークの原因にならず、また、小腸で分解・吸収されにくいという特徴を持つ。マルチトール等の糖アルコールは非う蝕性で Streptococcus mutans などの虫歯菌による酸生産や歯垢形成を抑制するので、ショ糖に代わる甘味料…
甘味料として使用される糖アルコールのひとつ。マルトース(麦芽糖)の還元(水素添加)によって得られるため還元麦芽糖とも。1gあたり2kcal。砂糖の80〜90%の甘味を持つ。α-1,4結合を持ち、小腸で消化吸収されにくい難消化性糖質であるため、血糖値の上昇が少なくインスリンの分泌を促進しない。一部は大腸で発酵・吸収される。糖尿病患者の代替甘味料として利用される。また、虫歯菌によって代謝されないためプラークを形成しない。マルチトールは、砂糖の80%程度の甘味度を有し、キシリトール…
熱帯各地で栽培されるインドシナ原産のショウガ科多年草。種子は代表的な香辛料のひとつ。カレー粉の主要な芳香成分。マサラティー(チャイ)に用いられる。ショウズク(小豆蒄)とも。健胃、抗口臭、消化促進、鎮痙などの作用を持つ。α-テルピネオール、シネオール、リモネンなどを含む。持続的に脳の血流を増加させる作用が報告されている。
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