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消化液に含まれる消化を促進する酵素。
唾液のアミラーゼや胃液のペプシンなど。
関連する用語
高峰譲吉氏によって麹菌から抽出された、デンプンを分解する消化酵素。胃腸薬の有効成分。タグ:
自然免疫に関わる白血球。無脊椎動物にも存在し、ヒトを含めた動物における全ての血球の原型となったことが確認されている。マクロは「大きい」、ファージは「食べる細胞」という意味であるため大食細胞とも呼ばれる。発見および命名はロシアのイリヤ・イリイチ・メチニコフ(Ilya Ilyich Mechnikov)による。抗原の侵入位置に移動してきた単球が分化することで生まれる。生体内に侵入した細菌やウイルス、死んだ細胞を取り込む(貪食する)食細胞として働く。マクロファージ内には消化酵素が含…
膵管から十二指腸に分泌される、セリンプロテアーゼに分類される消化酵素。エンドペプチダーゼに属する。前駆体はトリプシノゲン。リジンやアルギニンなどの塩基性アミノ酸のカルボキシル基側のペプチド結合を加水分解する。トリプシンはタンパク質切断反応において特別なセリン(serine)アミノ酸を用いることから、セリンプロテアーゼ(serine protease)として知られている。トリプシンが膵臓のタンパク質を分解することで膵炎の原因となる。トリプシンを分解するヒト腸内細菌が存在し、トリ…
細胞内にある小胞が細胞膜の内側に融合して、小胞の中身を外部に放出するサイトーシス。開口分泌や吐細胞現象とも呼ばれる。分泌されるタンパク質などは、細胞内で合成された後、分泌小胞内に貯留されます。分泌小胞は、細胞質内を移動して細胞膜へと接近し、細胞膜と融合します。これにより、分泌小胞の内容物は細胞外へと放出されます。これをエキソサイトーシスと呼び、細胞膜と融合した小胞膜は、そのまま新たな細胞膜となります。消化酵素や神経伝達物質、ホルモンの放出方法のひとつ。エンドサイトーシスの逆の…
胃の手術後に起こる胃切除後症候群。小腸の輸入脚の閉塞を来す疾患。症状は内容物が貯留することによる吐き気や腹痛、閉塞性黄疸、消化酵素停滞による脂肪便、ビタミンB12吸収不良症候群など。タグ:
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