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溶血性連鎖球菌を参照。
関連する用語
ワクチンなど薬剤の免疫効果を高めるため付加される物質。免疫増強剤とも呼ばれる。ワクチンを接種する際に、たとえばアラム(ALUM : aluminum adjuvant)と呼ばれる物質を混ぜておくことがある。アラムに対する免疫反応を期待するものではなく、混合しておくと本来のワクチンに対する免疫反応を高めることができるので行われるものである。このような物質をアジュバントという。語源はラテン語で「助ける」を意味する語"adjuvare"とされる。1920年代にア…
咳などで飛ぶ唾液などの飛沫に含まれる病原体(ウイルスや細菌)によって、他人にその病原体が感染する感染経路のこと。飛沫に含まれる病原体が他人の気道粘膜に付着(沈着)することで感染が成立する。インフルエンザや風疹、SARSのウイルス、ジフテリア、溶連菌などは飛沫感染が起こる。
A群β溶連菌によって皮膚に起こる感染症。症状は急な発熱や悪寒、熱感を伴う境界明瞭な紅斑。丹毒が起こると痒疹が消失する場合があるが、これは溶連菌がTh1細胞の変調を誘導するためとされる。
免疫細胞が自分の体の一部を異物と誤認して(自己抗原)、それを攻撃する病気の総称。通常、T細胞などのリンパ球は自分の細胞を攻撃しない様に制御されているが、この制御に異常が起こると自己免疫疾患の原因となる。T細胞が自分の体の細胞を攻撃しないように、負の選択と末梢トレランス(制御性T細胞による抑制を含む)という二重の垣根によって体は守られている、しかし、それでもトレランスは完璧ではない。自己免疫反応あるいは自己免疫病は、かなりの頻度で起こる。原因となっているものが自身の抗体(免疫)…
ヘルパーT細胞の種類のひとつ。IL-17を産生する。分化や増殖にはIL-23が必要。好中球を遊走させるケモカイン、抗菌ペプチド、および他の炎症性サイトカインの発現を増強する。Th17細胞が欠損するとカンジダや黄色ブドウ球菌、溶連菌などに感染しやすくなる。乾癬などの自己免疫疾患では、逆に働きが過剰になっていることが知られている。上皮細胞や線維芽細胞に働きかけ、これらの機能によって好中球を活性化して細菌や真菌に対する免疫を行う。
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