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漿液腺から分泌される、ムチンを含まずタンパク質を主成分とする粘度の低い液体。*1
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変視症や小視症、中心暗点などを主症状とする目(網膜)の疾患。網膜の中心部に水が貯留することで視力の低下が引き起こされる。30〜40歳の男性に多い。中心性網膜炎。脈絡膜の循環の障害によって網膜色素上皮が二次的に障害され、網膜下に脈絡膜から漿液が滲み出て網膜剥離が生じる。数ヶ月で自然治癒する場合もある。再発を繰り返したり長期化したりすることで視力が回復しないこともある。TNFRSF10Aに加え、新たに別の遺伝子領域2つも中心性漿液性脈絡網膜症の発症にも影響すると推測されている。タ…
毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。英語ではプロテインと呼ばれ、これはギリシャ語で「一番大切なもの」を意味するプロティオス(proteios) に由来する。体内に存在する酵素や受容体、免疫の抗体、血液中の血球などもタンパク質によって構成されている。人体全体の10〜15%程度を占める。化学的には、アミノ酸から成るペプチドが集まった一本のポリペプチドから作られる巨大な分子。タンパク質を構成す…
目の表面に分泌される体液。涙腺から分泌され、目頭にある涙点から涙小管、涙嚢、鼻涙管を通って鼻腔に排出(鼻の粘膜に吸収)される。涙液とも。目の表面に張られた涙の膜(涙液層)は油層、水層、粘液層から成る。液層には水分や電解質、漿液性の涙腺から分泌された涙液タンパク質が含まれ角膜の栄養源となる。また、結膜の杯細胞から分泌された分泌型ムチンも存在し、水分をゲル状に保つことで液層の安定化に寄与している。目の表面にある角膜や結膜を保護する働きを持つ。瞬きによって目の表面全体が涙で覆われる…
気道や消化管を中心とする上皮細胞の膜表面(アピカル側)に分泌され、外部の刺激から上皮細胞を保護する役割を有する分子量4,500万以上の高分子糖タンパク質。小胞体で合成されて細胞内顆粒に蓄えられ、 様々な刺激に反応して細胞外へ開口放出により分泌される。 私達の消化管内には、摂取した食物や腸内細菌が存在している。そのため消化管の表面は粘液で保護されている。この粘液の主成分はムチンと呼ばれる物質である。ムチンは非常に多くの糖が結合したタンパク質(糖タンパク質)であり、これが不足する…
コリンエステラーゼ阻害剤投与中に起こる、アセチルコリン過剰状態の急激な悪化。呼吸困難によって人工呼吸を要する。喀痰増加、気道分泌の漿液化、嚥下困難、徐脈などの症状が見られる。危険因子は高齢者、低体重、腎臓や肝臓の機能障害、脱水、低栄養とされる。
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