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炎症性浸潤細胞を参照。
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ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)のキナーゼ活性を不可逆的に強力に阻害する共有結合型の経口剤。商品名はベレキシブル。B細胞や種々の炎症細胞、破骨細胞の機能を制御し、これらの細胞が関与する自己免疫疾患に有効であることが示唆されている。
神経細胞に特異的に発現する、γサブユニットを含むエノラーゼ。神経細胞特異的と名付けられているが、グリア細胞でも産生されるという報告もある。神経細胞が損傷を受けると髄液や血液中に流出するため、神経損傷のバイオマーカーとして利用される。普段は細胞質にあり、炎症時には細胞表面に移動して細胞外基質の分解、炎症性サイトカイン(TNF-α)やケモカイン(MCP-1)の産生、炎症細胞の浸潤などを引き起こすことが報告されている。
神経栄養因子、マイオカインのひとつ。神経細胞の発生や成長、再生、シナプスの形成などに関わるタンパク質。TrkB受容体のリガンド。神経細胞の発達期および損傷後の生存および可塑性に対する強力な作用を有し、主に神経細胞によって産生されると考えられている。in vitroでは活性化したT細胞やB細胞、単球などの炎症細胞からも分泌されることが報告されている。実際に、大脳皮質運動野の損傷に伴って破壊された皮質脊髄路の再生を脳由来神経栄養因子が促進していることが確認されている。片側の大脳皮…
異なる細胞同士を結合する機能を持つ細胞接着分子のひとつ。様々な炎症メディエーターによって発現が調節される。炎症時における炎症細胞と血管内皮細胞の接着により引き起こされる炎症細胞の血管外遊走に重要であることが知られている。卵巣明細胞腺がんにおいて、ICAM-1が虚血環境下におけるアポトーシスを抑制し、腫瘍の増殖を促進することが報告されている。
大血管炎のひとつ。高安動脈炎に比べて高齢者(50歳以上)に多い。側頭動脈炎とも。血管壁の中膜および内膜にマクロファージやCD4陽性T細胞を主体とする炎症細胞の浸潤が起こり、IL-1やIL-6、TNF-αなど炎症性サイトカインの発現が確認される。
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