熱ショックタンパク質(heat shock protein : HSP)

細胞が熱などの環境変化によるストレスを受けた際に生成され、その細胞を保護するタンパク質。ほとんど全ての生物が持つとされる。ストレスタンパク質ヒートショックタンパク質とも呼ばれる。*1*2

分子シャペロンとして機能し、その分子量により名前の後に数字がつけられ区別される(HSP60HSP70 ...など)。HSP60HSP70などはマクロファージなどに存在するToll様受容体リガンドとなり、炎症性サイトカインを産生する。*3

熱ショックタンパク質(HSP)は、ストレスタンパク質分子シャペロンとも呼ばれ、タンパク質フォールディング(「かたち」生成)・リフォールディング?(巻き戻し)をお手伝いします。生物は常に新しいタンパク質に作り替えられているので、HSPが必須です。*4

主な働きは細胞内でのタンパク質のやりとりや古くなったタンパク質の分解促進など。

HSPは熱ショックにより誘導される物質であり、ストレス時の変性蛋白への作用のみならず、普通の状態で変性したり凝集したりした蛋白を見つけ出し再生させたりする。... HSPの産生に関する報告は、入浴剤使用で 41℃、10 分間の入浴で体温が 2.3℃ 上昇した際に産生された報告、さら湯での 40 ℃、20 分間の入浴で体温が 2.23℃上昇した際に産生した報告、入浴剤使用時の半身浴で 40℃、25 分間の入浴で体温が 2.07℃ 上昇した際に産生された報告があり、何れも体温が 2℃ 以上上昇した際に HSP が産生されている。*5

熱ショックタンパク質の種類*6

*1国立大学法人 徳島大学 ストレスの生化学: http://www.tokushima-u.ac.jp/med/culture/sutoresu/info/2013102800018/files/1016.pdf
*2生物機能開発研究所紀要 分子シャペロンのタンパク質品質管理機能と老化・寿命: http://stu.isc.chubu.ac.jp/bio/public/ann_rep_res_inst_biol_funct/annual-report_v10_2010/pdf/006.pdf
*3KAKEN — 研究課題をさがす | 口腔内細胞の生存・再生に関わる唾液ヒスタチンとToll様受容体シグナルの解明 (KAKENHI-PROJECT-18592051): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-18592051/
*4〔2016年12月28日リリース〕人間が立つことを支えるストレスタンパク質・αB-クリスタリンが、一細胞レベルでもふんばりを支え、かたちを制御していることを発見 | 2016年度 プレスリリース一覧 | プレスリリース | 広報・社会連携 | 大学案内 | 国立大学法人 東京農工大学: http://www.tuat.ac.jp/outline/disclosure/pressrelease/2016/20161228_01.html
*5金沢大学 入浴法および入浴習慣が心身に及ぼす影響に関する研究: http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/bitstream/2297/41055/1/Full-N-1123032301-ishizawa-taichi.pdf
*6分子シャペロン ~誕生の歴史と概念~ 町田幸大: https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9304/9304_yomoyama.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-08-28 (火) 10:22:16