獲得免疫(acquired immunity)

自然免疫の段階で免疫記憶免疫学的記憶)した抗原に対する免疫適応免疫とも。脊椎動物に特有。

特定の異物に対してのみ選択的に働くので、特異的免疫とも呼ばれる。また、外界のあらゆる異物に反応できる多様性を持つ。

病原体二次リンパ器官に到達することで引き起こされる。*1

主にT細胞B細胞によるもの。

獲得免疫は,後天的に外来異物の刺激に応じて形成される免疫であり,高度な特異性と免疫記憶を特徴とする。異物を認識するのは,リンパ球がつくる抗体T細胞受容体で,それらの遺伝子リンパ球の分化過程で,細胞毎に異なる遺伝子再編を行うことにより,全体としては驚異的な認識多様性を実現している。*2

自然免疫に比べると、初回の感染時に獲得免疫が有効となるには時間がかかる。

獲得免疫では、ある微生物が最初に感染したときは、効果的な反応ができるまでに数日、またはそれ以上の時間を要する。これは反応できる細胞が千倍ほどに増殖する「応答」に要する時間である。しかし、2回目以降の感染では、より迅速で強力に反応する能力を「獲得」する。それが獲得免疫と呼ばれる理由である。*3

獲得免疫に関わる組織など*4*5

*1技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)
*2獲得免疫と自然免疫 - 理学のキーワード - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部: https://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/keywords/30/05.html
*3技術評論社 桂義元 免疫はがんに何をしているのか? 見えてきた免疫のメカニズム 2016/12/25
*4ナツメ社 埼玉医科大学リウマチ膠原病院 教授 三村俊英 基礎からわかる免疫学
*5オーム社 絵とき 免疫学の知識 垣内史堂

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このページの最終更新日時: 2019-04-06 (土) 08:04:52