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鉄が沈着したミトコンドリアが細胞核を取り囲む様に存在する赤芽球。鉄芽球性貧血では骨髄に現れる。*1
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不応性貧血のひとつ。芽球が骨髄で5%未満で環状鉄芽球が赤芽球の15%を占めるもの。
骨髄中に存在する、赤血球の前駆細胞。正確には前赤芽球、好塩基性赤芽球、多染性赤芽球、正染性赤芽球、脱核した網赤血球を経て最終的に赤血球となる。赤芽球の前駆細胞は造血前駆細胞。
FAB分類における骨髄異形成症候群の分類のひとつ。末梢血では芽球5%未満かつ単球109/L、骨髄では芽球5〜19%かつ環状鉄芽球が存在する状態。
ヘモグロビンの原料となり、主に酸素を細胞に運ぶ働きをするミネラル。食品の栄養素としての鉄を強調する場合は「鉄分」と表記されることもある。ヒトは鉄を1日約1mgを消費する。しかし、食品からは8〜15%程度しか吸収できないため、消費量の約10倍(10mg)を摂取する必要がある。大部分は十二指腸で吸収される。吸収された鉄はトランスフェリンと結合して血液中を移動する。鉄には植物性食品に含まれる非ヘム鉄(三価鉄、Fe3+)と肉類に含まれるヘム鉄(二価鉄、Fe2+)の二種類があり、ヘム鉄…
骨の中心部の髄腔に存在するゼリー状の組織。内部に動脈と静脈が通る。骨髄は骨の中に存在する柔らかい組織で、赤血球と血小板も含めたあらゆる血球系細胞のもとになる「造血幹細胞」と、細い網目構造を維持する「間質細胞」からなる。骨髄中には間葉系幹細胞と造血幹細胞の2種類の幹細胞があり血球を産生する。新生児の骨髄は全て赤色骨髄であるが、成人すると半分程度が脂肪に置き換わり黄色くなった黄色骨髄に変化する。-赤色骨髄-黄色骨髄骨髄は栄養豊富な海綿状組織で、主に胸骨や腸骨など長く平らな骨の中に…
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