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生物が持つ体または生物自体のこと。
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自然免疫に関わる白血球。無脊椎動物にも存在し、ヒトを含めた動物における全ての血球の原型となったことが確認されている。マクロは「大きい」、ファージは「食べる細胞」という意味であるため大食細胞とも呼ばれる。発見および命名はロシアのイリヤ・イリイチ・メチニコフ(Ilya Ilyich Mechnikov)による。抗原の侵入位置に移動してきた単球が分化することで生まれる。生体内に侵入した細菌やウイルス、死んだ細胞を取り込む(貪食する)食細胞として働く。マクロファージ内には消化酵素が含…
免疫系に欠陥が生じて生体防御反応が起こらない状態。T細胞やB細胞の異常により抗原が体内に侵入しても抗体を産生できない状態のこと。感染力の弱い細菌類にも感染しやすくなるため日和見感染の原因となる。免疫不全症候群とも。-先天性免疫不全症(原発性免疫不全症)-後天性免疫不全症タグ:
細胞内に存在する、DNAの転写によって作られた全てのRNA(mRNA)のこと。RNAの配列はDNAの塩基配列が元になっているため、そのRNA全体(トランスクリプトーム)をRNAシーケンスなどによって分析することで、いつどのような遺伝子が生体の細胞で発現するかを知ることができる。細胞内の全DNAの塩基配列情報をさす「ゲノム」に対し、細胞内の全転写産物(全RNA)をトランスクリプトームと呼ぶ。その大半はタンパク質の情報を持たないノンコーディングRNA タグ:
ひとつの細胞に複数のウイルスが感染した場合にウイルスの増殖が抑制される現象。ウイルス干渉の原因として以下のものが考えられている。-ウイルスが吸着に必要な受容体を占領あるいは破壊するため別のウイルスが吸着することができなくなる-増殖に必要な成分が利用され、別のウイルスが利用できなくなる。-ウイルスが他のウイルスの増殖を阻害する因子を放出する-先に感染したウイルスにより分泌された生体のインターフェロンによる増殖の抑制タグ:
他の硫黄原子に可逆的に結合することのできる特徴的な硫黄原子。6つの価電子を持つ。生体内において、CysSSHなどの超硫黄分子中から転移してタンパク質のチオール基(-SH)を超硫黄化することで活性硫黄分子種を生成する。生理作用としては細胞保護作用などが報告されている。タグ:
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