生理食塩水(physiological saline) †
食塩(塩化ナトリウム)の濃度が0.9%の食塩水。この濃度の食塩水は体液と浸透圧がほぼ等しくなる。浸透圧の値は308mOsm/L *1*2
1878年、フランスのエイエム(Georges Hayem)は、約0.9%の食塩水が血液の代わりになることを発表します。生体と同程度の塩濃度の溶液を用いれば、細胞を急激に収縮および膨張させることなく、形を維持できるという、いわゆる「等張液」の発明でした。*3
生理食塩水は鼻腔を通過しても痛みを引き起こさないため、鼻洗浄(鼻うがい)に用いられる。
生理食塩水にカリウムやカルシウムを加えてより生体の体液に近付けたものがリンゲル液である。
*1研修医レクチャー 輸液療法 - その組成・種類と選び方・使い方 | 大阪大学腎臓内科: http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/kid/kid/resident/clinicallecture5.html
*2西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt
*3器官培養の挑戦、等張液の発明(1860~80年代) | 幹細胞情報データベースプロジェクトSKIP (Stemcell Knowledge & Information Portal): https://www.skip.med.keio.ac.jp/knowledge/cellresearch/02/01/
*2西東社 カラー図解 栄養学の基本がわかる事典 川島由起子(2013/4/4): https://amzn.to/2tzGwYt
*3器官培養の挑戦、等張液の発明(1860~80年代) | 幹細胞情報データベースプロジェクトSKIP (Stemcell Knowledge & Information Portal): https://www.skip.med.keio.ac.jp/knowledge/cellresearch/02/01/
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このページの最終更新日時: 2021-08-07 (土) 06:48:18