界面活性剤(surfactant) †
界面活性剤の分子は疎水基と親水基の両方を持っている両親媒性であるため、疎水基が油を包み込むように取り巻くと、油の外側は親水基で覆われ、油が水に引っ張り出される。*1
また、表面張力を低下させる作用もあり、これによって繊維の間に浸透して油汚れの洗浄ができるため洗剤に使用される。
ある物質に少量の他の物質が溶け込むことによりその表面張力が著しく低下する現象を表面活性(界面活性)という。また,このような働きをする物質を界面活性剤という。*2
界面活性剤は、水になじみやすい親水性部位と油になじみやすい疎水性部位とを併せ持っており、この特徴的な分子構造に起因して洗浄や起泡といった機能が発現されます。このため、界面活性剤は、セッケンや洗剤として利用されます。界面活性剤の親水性部位および疎水性部位を種々変えることによって、様々な特徴が現れます。*3
*1ナノ粒子のサイズ・形態制御と 構造敏感型触媒プロセスへの応用: http://res.tagen.tohoku.ac.jp/~liquid/MURA/kogi/kaimen/07.ppt
*2エステルとセッケン: http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/~kashida/PDF/chemIb/chap7/chemt707.pdf
*3〈時に沿って〉 界面活性剤と私 - 教養学部報 - 教養学部報: http://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/booklet-gazette/bulletin/542/open/D-2-3.html
*2エステルとセッケン: http://www.ed.kanazawa-u.ac.jp/~kashida/PDF/chemIb/chap7/chemt707.pdf
*3〈時に沿って〉 界面活性剤と私 - 教養学部報 - 教養学部報: http://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/booklet-gazette/bulletin/542/open/D-2-3.html
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このページの最終更新日時: 2018-04-07 (土) 19:35:49