健康用語WEB事典

異形細胞

異形細胞(いけいさいぼう)とは、通常の細胞と比較して、その形態や構造が著しく異なっている細胞の総称であり、組織学的な異型を示すものをす。*1 生体内の組織臓器において、細胞の大きさ、形状、の大小や形、細胞質の比率などが通常の状態から逸脱している状態を異型と呼び、このような変化を起こした個々の細胞異形細胞と称する。*2 病理学的な検査や細胞診において、異形細胞の出現は疾患の有無を判断する上で極めて重要ながかりとなる。 一般的に、炎症や再生といった良性の生体反応としても一過性に現れることがある一方で、悪性腫瘍であるがんの発生やその進展を示唆する重要な病理所見としても観察される。 顕微鏡を用いた組織診や細胞診では、細胞の構造的な異常だけでなく、細胞分裂の様子や核小体の肥大化など、多角的な視点からその形態的特徴が詳細に観察・評価される。 臨床の現場においては、採取された検体中に異形細胞がどの程度存在するか、あるいはどのような形態的特徴を示しているかを確認することが、正確な診断や治療方針を決定する上で不可欠な要素となっている。*3

*1厚生労働省 難病情報センター: https://www.難病情報センター.jp/544
*2国立がん研究センター 希少がんセンター: https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/glossary/index.html
*3国立がん研究センター 中央病院: https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/gynecological_oncology/consultation/010/index.html

ご意見・ご要望をお聞かせください。


異形細胞に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2026-08-15 (土) 13:00:08