疑核(nucleus ambiguus)

延髄の中〜上部(網様体)に位置する運動核第Ⅸ脳神経第Ⅺ脳神経が伸びており、これらの脳神経を介して喉頭咽頭食道上部の横紋筋を支配し、発声嚥下を司る。*1*2*3

疑核はオリーブの背側にある舌咽神経(IX)、迷走神経(X)および副神経(XI)延髄根の起始核。疑核は三叉神経脊髄路核下オリーブ核群のほぼ中間で、網様体内にある細胞柱である。*4

疑核に由来する副交感神経節前線維は、気道壁で節後神経細胞に接続し、M3受容体を介して気管支平滑筋を収縮させるとともに気管支腺からの粘液分泌を促す。*5

*1Cranial Nerves IX and X: The Glossopharyngeal and Vagus Nerves - Clinical Methods - NCBI Bookshelf: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK386/
*2慶應義塾大学医学部解剖学教室内 船戸和弥 迷走神経の高さ(延髄): http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/brain_mri/figm.html
*3発声・嚥下を司る中枢神経支配 疑核を中心として 吉田義一: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp1960/41/2/41_2_95/_pdf
*4Terminologia Anatomica(TA)に基づく解剖学: http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/TA(html)/A14_1_04_253.html
*5東京女子医科大学・医学部基礎医学・一般教育教室 柴田教授夜話(第38回)「自律神経系に感謝しよう!」2019年4月3日: http://www.twmu.ac.jp/Basic/patho1/yawa038.pdf

疑核に関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]


コメントはありません。


このページの最終更新日時: 2019-10-05 (土) 15:16:50