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病原体が持つ、感染した生物に対して有害な影響を及ぼす性質。
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トリプトファンのD体。腸管病原細菌や病原性片利共生細菌の増殖を抑え、腸炎を予防することが確認されている。D-トリプトファンによる腸管病原細菌の増殖抑制効果は菌体内のトリプトファン代謝を変化させることによるもの。哺乳類においては神経伝達の調節や腎機能の向上、さらにタンパク質機能への影響など多様な生理機能を有する。タグ:
ヒトや動物の腸管および自然環境下に広く分布する通性嫌気性グラム陰性桿菌。エンテロバクター・サカザキとも。ヒトへの病原性を持ち、主に乳幼児に感染して壊死性腸炎や脳膿瘍、敗血症などを引き起こす。乳児用調製粉乳(粉乳)を介した感染例が多数報告されている。タグ:
病原性細菌において広く見出される、細菌間の生存競争に関わる現象。病原性細菌の優先的な増殖、蔓延を促進する。細菌から接触依存性増殖阻害タンパク質(cdiA-CT)が隣接する別の細菌内へ挿入され、それが隣接細菌の増殖を阻害する。大腸菌の場合、接触依存性増殖阻害を司る遺伝子にはcdiA、cdiB、cdiIがある。タグ:
皮膚や毛穴、鼻腔などに存在する常在菌のひとつ。グラム陽性の球菌。直径1μm。学名はスタフィロコッカス・アウレウス。アレニウスは「黄色い、黄金」を意味する。ブドウ球菌の中では病原性が高いため、皮膚がアルカリ性に傾くと増殖して皮膚炎などを引き起こす。黄色ブドウ球菌が生成する毒素であるエンテロトキシンは食中毒の原因となり、加熱しても毒性を失わない。グラム陽性の球菌で、健康な人でも約30%が鼻腔や手指などに持っています。人の手を介しておにぎり、すしの表面で増殖、この菌による食中毒症状…
細菌性肺炎の原因となる細菌。主にストレプトコッカス・ニューモニエを指す。鼻や喉の常在菌。免疫力が低下した場合に様々な疾患の原因となる。この肺炎球菌による感染症にかかりやすいのが、高齢者や免疫がまだ充分に発達していない子供なのです。特に子供では、髄膜炎や菌血症などの重症感染症により重い後遺症を残したりすることもあります。また、高齢の方で特に心臓や呼吸器に慢性疾患のある方、腎不全、肝機能障害、糖尿病のある方などでは、肺炎が重症になる傾向があります。 肺炎球菌がヒトの体内で増殖や病…
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