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筋肉が不随意的に急激な収縮を起こす現象。*1
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全身の激しい痙攣発作を伴う慢性的な脳の疾患。大脳の神経細胞の過剰な放電(興奮)によって繰り返し引き起こされる反復性の発作を特徴とする。罹患率は100~300人に1人とされる(世界の成人の1%)。漢字では癲癇。40歳以下の患者の4割は遺伝的要因によるものとされる。イオンチャネルの異常が発症に関わることが明らかとなっている。原因が不明な特発性てんかんと、他の脳の外傷や疾患による変性などによって二次的に現れる症候性てんかんに分けられる。以下のような、様々な発作(てんかん発作)が現れ…
特定の部位にのみ働く麻酔。神経細胞の細胞膜内部で電位依存性ナトリウムチャネルを阻害することによる神経伝導の抑制による効果。局所麻酔の副作用は、多くの場合偶発的な血管内注入によって発生する。中枢神経のナトリウムチャネルは心筋に比べて局所麻酔に対する感受性が高いため、通常、中枢神経症状が先行し、やや遅れて心血管症状が発現する。また、ベンゾカインやプリロカインをはじめとするいくつかの局所麻酔薬では、稀にメトヘモグロビン血症が発生し、酸素投与でも改善しない酸素飽和度の低下やチアノーゼ…
横隔膜の痙攣による不随意運動・間代性痙攣。俗にしゃっくりとも。胃の拡張や胃腸周辺の急激な温度変化、急激な興奮やストレスなどが原因となる。通常、自然に治まる。自然に治まらない病的なものに持続性吃逆と難治性吃逆がある。これらは男性が女性の五倍多いとされる。24時間以上続く吃逆は難治性とされる。吃逆の反射弓は舌咽神経咽頭枝、横隔神経知覚枝、迷走神経が求心路となり、孤束核や疑核近傍の延髄網様体を刺激し、横隔神経や迷走神経を介してそれぞれ横隔膜、声門へ伝達されることが動物実験によって証…
骨髄やリンパ節など網内系における、組織球やマクロファージによる血球の貪食を特徴とする疾患。血球貪食性リンパ組織球症とも。マクロファージは通常、死んだ血球のみを貪食するが、血球貪食症候群では生きている血球を貪食するようになる。発熱や倦怠感、肝脾腫、リンパ節腫脹、黄疸、皮疹、痙攣、意識障害。原発性でないものは感染症や悪性腫瘍、自己免疫疾患などによって成人にも発症する。例えば、EBウイルスやサイトメガロウイルス、HIVなどの感染によって引き起こされる。樹状細胞による血球の貪食自体は…
ベンゾジアゼピン系のひとつ。抗不安作用や催眠作用、抗痙攣作用、筋弛緩作用を持つ。商品名はベンザリン。麻酔前の催眠導入薬として用いられる。また、不眠症、点頭てんかん、ミオクロヌス発作、失立発作、焦点性痙攣発作、精神運動発作、自律神経発作などの治療薬として用いられる。タグ:
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