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円形や環状の形をした赤色〜褐色の皮疹が生じる皮膚病。一度現れた皮疹は治ることがなく、徐々に数と大きさが増すことが知られている。皮疹ができる初期に強い痒みを伴う。原因遺伝子としてFDFT1が知られている。また、遺伝子のDNA配列の変化ではなくエピゲノム異常によって遺伝子の働きのスイッチがオフになる変化が原因となることが報告されている。タグ:
皮膚T細胞性リンパ腫において最も頻度の高い症状とされる皮膚病変。高齢者に多く、発生箇所は日の当たらない部分が多いとされる。初期は乾癬など他の炎症性皮膚疾患に似た皮疹・紅斑が現れ、進行すると皮膚の萎縮や色素沈着、隆起やびらん、しこり、紅皮症などが起こる。場合によってはリンパ節や内臓に浸潤して致命的。タグ:
重度の日光過敏症と神経症状を呈する希少な常染色体劣性遺伝性疾患。国内では約2万人に1人とされ、西欧に比べて高い発症率である。日光(紫外線)によって引き起こされるDNA損傷に対する修復機構の障害(修復に関わる遺伝子の変異)により、日光露光部の皮膚に皮疹や乾燥が起き、若年において多数の皮膚がんが生じる。日中に眩しさを感じたり、紫外線による眼の障害が起こったりする場合もある。国内では患者の6割以上に原因不明の神経症状を合併することが報告されている。重度では5分程度の外出によっても激…
骨髄やリンパ節など網内系における、組織球やマクロファージによる血球の貪食を特徴とする疾患。血球貪食性リンパ組織球症とも。マクロファージは通常、死んだ血球のみを貪食するが、血球貪食症候群では生きている血球を貪食するようになる。発熱や倦怠感、肝脾腫、リンパ節腫脹、黄疸、皮疹、痙攣、意識障害。原発性でないものは感染症や悪性腫瘍、自己免疫疾患などによって成人にも発症する。例えば、EBウイルスやサイトメガロウイルス、HIVなどの感染によって引き起こされる。樹状細胞による血球の貪食自体は…
妊婦に現れる線条痕。主に腹部に見られるが、胸や大腿にも起こる場合がある。生理的変化であるが、やや隆起した縦に走るピンク色線状病変として発生し、後に軟化、白黄色、委縮性皮疹となる。国内では妊婦の約半数に見られ、妊娠中期までに約80%が発生する。女性の身体に瘢痕として残存する可能性が極めて高い。妊娠線は妊娠による急速な皮膚表面の伸びに内側の組織がついていけないために、その組織が裂けて起こるとされる。
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