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骨髄やリンパ節など網内系における、組織球やマクロファージによる血球の貪食を特徴とする疾患。血球貪食性リンパ組織球症とも。マクロファージは通常、死んだ血球のみを貪食するが、血球貪食症候群では生きている血球を貪食するようになる。発熱や倦怠感、肝脾腫、リンパ節腫脹、黄疸、皮疹、痙攣、意識障害。原発性でないものは感染症や悪性腫瘍、自己免疫疾患などによって成人にも発症する。例えば、EBウイルスやサイトメガロウイルス、HIVなどの感染によって引き起こされる。樹状細胞による血球の貪食自体は…
妊婦に現れる線条痕。主に腹部に見られるが、胸や大腿にも起こる場合がある。生理的変化であるが、やや隆起した縦に走るピンク色線状病変として発生し、後に軟化、白黄色、委縮性皮疹となる。国内では妊婦の約半数に見られ、妊娠中期までに約80%が発生する。女性の身体に瘢痕として残存する可能性が極めて高い。妊娠線は妊娠による急速な皮膚表面の伸びに内側の組織がついていけないために、その組織が裂けて起こるとされる。
にきびの治療薬(外皮用薬)の有効成分。商品名はディフェリン、エピデュオ。組成式は C28H28O3ナフタレンの誘導体で、レチノイドの一種。レチノイン酸受容体に結合して特定の遺伝子の発現を行う。表皮ケラチノサイトの分化を抑制して毛穴の詰まりを改善させ、にきびの初期症状である面皰の改善に効果がある。直接的な抗炎症作用を持つことが知られており、外用療法が炎症性皮疹を減少させることが示されている。
止血や抗炎症作用を持つ有機化合物。プラスミンの作用を抑制し、フィブリンの分解やキニンなどの産生を阻害する。出血傾向や皮疹などに対する治療薬。老人性色素斑(日光黒子)に対する内服薬としても用いられる。商品名はトランサミン。プラスミンやプラスミノゲンが持つフィブリン親和部位であるリジン結合部位に強く結合し、これらがフィブリンに結合するのを阻止する。α2-マクログロブリンなどの血漿中の抗プラスミン成分の存在下では、トラネキサム酸の抗線溶作用はさらに強化される。
皮膚筋炎の症状のひとつ。大腿の側面に出現する皮疹。
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