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複数の神経細胞がシナプスによって結合して形成するネットワークのこと。
関連する用語
生後間もない、経験に応じて神経回路が柔軟に変化する時期。ある行動学習が可能な一定期間。臨界期における外界から言語刺激を受けることが言語習得において重要であることが知られている。敏感期とも。臨界期には眼優位性も大きく変化する。ネコに視覚的刺激を制限する実験によって実証され、ネコの臨界期は生後4週から3ヶ月とされている。絶対音感の習得も臨界期における刺激が必要であることが示唆されている。タグ:
神経活動に依存した脳の神経回路の変化、およびそれに関連した脳機能の変化のこと。特にシナプスにおいて、その結合の強さが可逆的に変化し、情報伝達の起こりやすさも可逆的に変化すること。-眼優位性可塑性-シナプス可塑性--ヘッブ型可塑性--整調型可塑性タグ:
眼優位性が開いている目の方へ移るよう、錐体細胞の視覚反応が神経回路を再構築する神経の可塑性。弱視の子供の正常な片目を物理的にふさいで弱視側の目への反応を強くして視力を回復させる弱視治療に応用される。FS細胞の視覚反応の変化が錐体細胞の視覚反応に影響をもたらし、眼優位性可塑性を制御していることが報告されている。タグ:
エフリンをリガンドとする受容体型チロシンキナーゼ。エフリンによる刺激が網膜視蓋投射の形成において重要。発生期における神経回路網の形成や血管網の形成等において必須の役割を果たすとともに、成熟した動物においては記憶学習や免疫反応などに関わる様々な役割を持つ。-EPHA--EPHA1--EPHA2--EPHA3-EPHB--EPHB1--EPHB2
女性ホルモンの一種。プレグナンジオールの前駆体。黄体ホルモンや妊娠ホルモンとも。副腎皮質および性腺(卵巣および胎盤)においてプレグネノロンから3β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼによって産生される。血漿中では、その90%がコルチゾール結合タンパク質やアルブミンと結合している。排卵後の黄体期において、黄体はプロゲステロンを分泌して着床と妊娠維持に働く。プロゲステロンがヒトを含む哺乳類の脊髄に存在するオスの性機能専用神経回路を減衰させることが報告されている。
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