突然変異(gene mutation)

遺伝子であるDNA塩基配列の変化のこと。単に変異とも呼ばれる。

DNA複製時の異常や、化学物質、放射線ウイルストランスポゾンの転移などが原因となる。1926年にハーマン・ジョーゼフ・マラー(Hermann Joseph Muller)がショウジョウバエにX線を照射して突然変異を誘発できることを実験的に証明した。

体細胞に生じた突然変異(体細胞変異)は子孫には遺伝しないが、生殖細胞に生じた突然変異(生殖細胞変異)は子孫の全細胞に遺伝する。種の進化も突然変異によって起こる。*1

突然変異が個体の形質に実際に影響を与える確率のことを浸透度と呼ぶ。

突然変異が生殖細胞精子)に蓄積されていれば、子孫に伝わることになります。...

しかし、早合点しないでください。多くの場合、個人的に起きた突然変異は、生殖細胞とは関係ないので、子孫に伝わることはありません。生殖細胞は分裂の多い細胞ですから、何もしなくても一定の割合で遺伝子は突然変異します。むしろ積極的に遺伝子組み換えも起こします。*2

ウイルス(特にRNAウイルス)は頻繁に突然変異を繰り返すため、インフルエンザウイルスのように様々な型が生まれる。

体細胞に突然変異は生じていないが生殖細胞に“効果的な”突然変異を持つ」個体がいたとすると、その個体を親とする子孫は親とは異なる形質をもち、それは表現型として現れます。これが一般的に突然変異体と呼ばれるものです。*3

突然変異の種類

*1中央公論新社 中川恵一 知れば怖くない 本当のがんの話
*2PHP研究所 竹内薫 丸山篤史 白くて眠れなくなる遺伝子(2016/1/5)
*3トランスポゾンを用いた突然変異体の作製とその技術の開発: http://www.bio.sci.osaka-u.ac.jp/bio_web/lab_page/nishida/otamaboya/3-3.html

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このページの最終更新日時: 2017-12-25 (月) 14:03:37