第Ⅰ相反応(phase I reaction) †
薬物代謝のひとつ。脂溶性の薬物を水溶性に変化させるために、ヒドロキシ基を付加する反応が主とされる。
脂溶性の物質は分子全体の極性が低いため水に溶けにくい。それを極性化することで水に溶けやすい状態へ変化させて、尿や胆汁などによって排泄されやすくする。*1
代謝後の薬物の分子量は第Ⅱ相反応と異なり、あまり変化しないことが多い。また、反応が進む速度は第Ⅱ相反応より遅い。*2
*1生物薬剤学講座 医療薬剤学Ⅰ 児玉庸夫: http://www1.jiu.ac.jp/~biopharm/pm-slide10.pdf
*2薬物代謝の化学反応 シトクロム P450 反応を中心として 中村成夫 日本医科大学基礎科学化学: https://www.jstage.jst.go.jp/article/manms/9/1/9_25/_pdf
*2薬物代謝の化学反応 シトクロム P450 反応を中心として 中村成夫 日本医科大学基礎科学化学: https://www.jstage.jst.go.jp/article/manms/9/1/9_25/_pdf
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このページの最終更新日時: 2018-03-31 (土) 21:21:43