第二経路(alternative pathway) †
細菌などの多糖体によりC3が加水分解を受けC3aとC3bになり、これらが補体B因子や補体D因子と反応してさらにC3を活性化する経路。*1
初めに分解により生じたC3bが微生物などの細胞膜表面に結合すると、補体B因子や補体D因子などと反応し、C3転換酵素(C3bBb)を形成する。このC3転換酵素は、さらにC3をC3aとC3bに分解し、生じたC3bと結合してC5転換酵素(C3bBbC3b?)となる。*2
C5転換酵素はC5をC5aとC5bに分解し、生じたC5bが C6〜C9と順次反応することで膜侵襲複合体(MAC)となり、病原体の溶菌・細胞融解を引き起こす。
*1近畿大学医学部病理学講座 第6回インターネット病理勉強会: http://www.med.kindai.ac.jp/patho/chikkun/7kai/2011-07.htm
*2抗C5抗体療法 小林ひとみ 武井正美 日本大学医学部内科学系血液膠原病内科学分野: https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/76/1/76_28/_article/-char/ja
*2抗C5抗体療法 小林ひとみ 武井正美 日本大学医学部内科学系血液膠原病内科学分野: https://www.jstage.jst.go.jp/article/numa/76/1/76_28/_article/-char/ja
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このページの最終更新日時: 2018-09-10 (月) 13:42:06