最近更新された用語
脳室のひとつ。脳幹と小脳に囲まれている。脊髄中心管に繋がる髄液の出口。*1
関連する用語
延髄に存在する神経核(縫線核)。下行性疼痛抑制系の構成要素。橋縫線核に繋がる。第四脳室髄条の正中近傍に位置し、γ-アミノ酪酸(GABA)を含む細胞が存在していることから吃逆中枢に対するGABA作動性抑制性入力の源であるとされる。中心灰白質からの刺激は大縫線核を経由し、脊髄後角の侵害受容ニューロンを抑制することで疼痛を抑える。タグ:
小脳の神経核(小脳核)のひとつ。内側核とも。小脳核のうち最も内側に位置し、第四脳室上壁の正中線知覚に位置する。眼球運動制御に関与する。
がんに対する化学療法(抗がん剤)によって引き起こされる悪心と嘔吐。パロノセトロンやアプレピタントが治療に用いられる。原因として、抗がん剤が第四脳室最後野にある化学受容器引金帯のドーパミン受容体とセロトニン受容体(5-HT3受容体)を直接刺激する経路と、消化管粘膜に存在する腸クロム親和性細胞が刺激されることにより産生されるセロトニンが、セロトニン受容体と求心性迷走神経を経て延髄の嘔吐中枢を刺激する経路の2つが知られている。-急性嘔吐-遅発性嘔吐-予測性嘔吐-突出性嘔吐-難治性嘔…
延髄背側部の第四脳室の底に位置する部位。化学受容器引金帯が存在し、悪心や嘔吐の発生に関わる。グルコース感受性の神経細胞が存在し、摂食抑制に関わるとされる。
第三脳室と第四脳室を結ぶ、髄液の通り道。シルビウス水道とも。中脳では脳室系は細い管となり、間脳の第三脳室と菱脳の第四脳室とを結合する。これを中脳水道と称し、横断面は円形または底辺を背側に向けた角のとれた三角形をなし、中心灰白質によってかこまれる。中脳水道の閉塞(中脳水道狭窄症)は閉塞性水頭症の原因となる。
参考文献一覧
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。