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筋線維のこと。
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脂肪細胞のひとつ。熱を作るミトコンドリアが多く含まれるため褐色に見える。複数の脂肪滴を持つことから多胞性脂肪細胞とも呼ばれる。大きさは白色脂肪細胞の10分の1程度。褐色脂肪細胞は鎖骨付近や肩甲骨周囲、脊椎周囲、胸などに分布し、脂肪を使って熱を産生する働きを持つ。脂肪をエネルギーに変換する際は、白色脂肪細胞と同じくアドレナリン受容体が関わる。褐色脂肪細胞にはTRPV2が多く発現し、寒冷環境下(4℃)では交感神経の活動上昇に伴ってさらにその発現量が増加する。このTRPV2が刺激さ…
筋小胞体の中のカルシウム濃度が低下することで活性化するカルシウムチャネルの総称。ストア依存性カルシウムチャネルであるOrai1-STIM1複合体が筋細胞へのカルシウム過剰流入を制御していることが報告されている。タグ:
骨髄あるいは全身の臓器の血管の周囲に存在する幹細胞(体性幹細胞)。骨芽細胞や軟骨などの骨組織(軟骨芽細胞)、脂肪(脂肪前駆細胞)、神経細胞、血管内皮細胞、肝細胞など様々な細胞に分化できることが報告されており、再生医療への応用が期待されている。成体では主に線維芽細胞を生み出す。CCL2やCCL5などのケモカインを産生する。間葉系幹細胞は、発生過程で中胚葉から分化する脂肪や骨にすることができ、その上、成人の骨髄、脂肪組織や歯髄などから比較的容易に得ることができます。これまでの研究…
Ⅳ型コラーゲン、ラミニン、ナイドジェン(エンタクチン)などのタンパク質とパーレカン(プロテオグリカン)によって構成される、厚さ10〜80nmのシート状の膜。細胞の遊走・増殖に必要な足場となる。皮膚の表皮と真皮が接している部分などの上皮や血管内皮細胞の周囲、結合組織、筋細胞、脂肪細胞、シュワン細胞の周囲にも存在する。上皮細胞(皮膚では体の表面を覆う表皮)とその深部の間質細胞(皮膚など体のあらゆる構造の支持をする細胞)の間に存在する膜。膜上部に接して並ぶ基底細胞(皮膚の場合は表皮…
骨基質に含まれるサイトカイン。骨誘導因子とも呼ばれる。筋細胞から骨芽細胞へと分化を促す作用を持ち、筋組織内に移植すると異所性骨化を引き起こすことが知られている。この異常な活性化が進行性骨化性線維異形成症の原因となる。生物の発生期における組織形成過程で重要な機能を持つ。痛覚神経の細胞内でのBMPシグナルの亢進が痛覚過敏の原因であることが示唆されている。脳室上衣細胞の繊毛の形成を制御することが報告されている。-BMP2-BMP4
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