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前立腺液と精漿の混合物。*1
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外尿道括約筋、球海綿体筋、坐骨海綿体筋の協調により、精液が後部尿道を経て体外へ射出される現象。精液が膀胱内へ逆流(逆行性射精)しないよう内尿道口の閉鎖が起こる。陰茎への刺激などによる性的興奮が中脳、延髄を経て胸腰髄の射精中枢へ伝わり、さらに腰内臓神経、上下腹神経、下腹神経、骨盤神経叢、精路の順に刺激が伝達される。
リグナン(マタイレシノール、セコイソラリシレシノール)が腸内細菌によって代謝されて生成される哺乳類リグナン(マンマリアンリグナン)。ファイトエストロゲンのひとつ。動物やヒトの血清、尿、胆汁、精液などに含まれる。大豆製品摂取のバイオマーカーとなる。ヒドロキシ基の離脱による環化によってエンテロラクトンとなる。
精管が前立腺に進入する直前において、精液の成分となるアルカリ性分泌物を分泌する腺。ヒトやマウスでは、精液の約8割が精嚢由来成分とされる。また、精子のエネルギーとなる果糖を分泌する。精嚢から分泌される精漿タンパク質であるSVS2は精子の細胞膜を保護することで子宮の殺精子作用を抑制するため、これが欠損すると受精が正常に起こらなくなることが報告されている。
イノシトールの異性体のひとつ。通常、イノシトールと言えばこのミオイノシトールを指す。1850年に発見され、甘味を持つことからイノサイトと呼ばれた。栄養学的にはビタミン様物質とされる。脂肪肝を抑制する作用を持つ。体内ではグルコースから合成される。ミオイノシトールは,母乳や精液では遊離の形で存在している。肝臓,腎臓,脳および脾臓などでは主にイノシトールリン脂質として存在しているが,遊離の形でもグラム組織当り数μmol存在している。また,穀類や豆類をはじめとする植物にも広く分布して…
尿道前立腺部に溜まった精液を受け取る部位。尿道球腺液(カウパー腺液)が分泌される。
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