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σ受容体(シグマ受容体)のひとつ。リガンドとの結合によって、脳の特定領域のグルコース利用の調節や鎮咳作用、神経保護作用、抗精神病作用、抗認知症作用、コカインやメタンフェタミンの反復投与による感作に対する抑制作用、オピオイドによる鎮痛作用に対する拮抗作用などを示す。細胞の小胞体上に存在し、IP3受容体と直接連絡して細胞内のカルシウムイオンの動員に関わる。リガンドが結合すると、小胞体から細胞膜へと移動し、細胞内カルシウムの増加やNMDA受容体の活性化、神経興奮などを引き起こす。フ…
D2受容体の選択的阻害剤。商品名はドグマチール。消化性潰瘍に対する治療薬や統合失調症、うつ病などに対する抗精神病薬として用いられる。また、乳汁分泌促進を持つ。
特定の神経に発現する受容体を阻害したり、シナプス間隙における神経伝達物質の生合成や遊離を抑制したりすることで、その神経の興奮性伝達を遮断する薬剤。抗精神病薬を指す場合もある。
痙攣や不随意運動期に見られる異常な姿勢保持。他者にさせられた姿勢を取り続ける。強硬症とも。ハロペリドールなど抗精神病薬によるカタレプシーにおいて線条体からのヒスタミンの遊離亢進が報告されている。ドーパミンD2受容体とNMDA受容体のバランスが崩れること(黒質からのドーパミン作動性神経活動低下と線条体の内在性アセチルコリン作動性神経活動の亢進)で発症することが知られている。
統合失調症の治療薬。ドーパミンD2受容体と5-HT2A受容体に対する強い遮断作用により抗精神病作用を示す。商品名はロナセン。
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